新聞、ニュースでよく見聞きする時事問題やワードを「ニュース時事能力検定」がわかりやすく解説します。
心臓や腎臓などの臓器が働かなくなり、普通の手術や薬では治せないことがあります。そんな時に他の人から臓器の提供を受けて機能を回復させるのが臓器移植です。
臓器移植法が1997年に施行され、心臓が止まった人だけでなく、脳死(*)の人も臓器提供者(ドナー)となることが可能になりました。2010年施行の改正法では、15歳未満も 生前に拒否していない限り、家族の承諾で提供できるようになりました。
それでも提供数は年間100件前後で、提供を待つ患者数(約1万6000人)には遠く及びません。対応する医療施設の少なさ、医師の負担の大きさなどが原因です。
*脳死……脳の全ての動きが止まり、元に戻らない状態です。人工呼吸器などを使えば心臓はしばらく動きます。臓器を提供する場合に限り、「人の死」として認められます。
(「2024年度版ニュース検定 公式テキスト&問題集「時事力」基礎編(3・4級対応)」より)
次回は11月13日に配信予定です。
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ニュース検定とは?
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「ニュース時事能力検定試験」(略称、ニュース検定)は、ニュースを読み解く力を多くの人に身につけてほしいと、日本ニュース時事能力検定協会(養老孟司・名誉会長)や毎日教育総合研究所、各地の新聞社が共催して、年3回実施しています。
1級~5級まで6段階ありますが、4級は主に中学生以上、3級は中高校生以上が対象です。3・4級対応の『ニュース検定 公式テキスト&問題集「時事力」基礎編(3・4級対応)』は、「脱炭素社会への道のり」「社会保障のこれから」「核兵器と向き合う世界」など22のテーマについて、グラフや図解を多用して最新ニュースをわかりやすく解説しています。また、「時事力Basic」でそもそもの基礎知識を身につけることができます。
4級と3級の検定問題は四つの選択肢から一つを選ぶ方式。各45問の約6割はこの本から出題されます。
次回の検定はいつなの?
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