【ニュースがわかる2024年11月号】巻頭特集は世界が注目! アメリカ大統領選

L字カーブとは 「ニュース検定」がわかりやすく解説

新聞、ニュースでよく見聞きする時事問題やワードを「ニュース時事能力検定」がわかりやすく解説します。

 男女の働く環境の違いは、就業率や正規雇用率の年代別のグラフにも明確に表れている。男性はいずれも、20代で急激に上昇した後、60歳以降に下降するまで下がらない「台形」を描く。

 一方、女性の就業率は、20代前半に上がった後、いったん下がり、40代にかけて再び上がる。結婚・出産や育児で離職し、子育てが一段落して再び働き始めるためで、グラフの形から「 M 字カーブ」と呼ばれる。近年は、育休制度や保育所の整備が進んだことで解消に向かっている。

 また、女性の正規雇用率は、20代後半まで急上昇するが、その後は下がる一方で戻らない。「L」 を寝かせたような形であることから 「L 字カーブ」と呼ばれる。出産後に女性の所得が下がるのは世界的な傾向で、男女格差の問題の一つとして「母の壁」という呼び方もされる。

 ただ欧米と比べ、日本は落ち込みが大きく、回復の幅も小さい。労働人口が減っていく中、硬直化した雇用システムを見直し、 女性の活躍の場を増やすことが急がれる。 

(「2024年版ニュース検定 公式テキスト「時事力」発展編(1・2・準2級対応)」より)

   次回は6月28日に配信予定です。


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ニュース検定とは?

 「ニュース検定」は1級~5級まで6段階あります。1・2・準2級は大学生・一般が主な対象ですが、もちろん中高生でも受検できます。

 『ニュース検定 公式テキスト「時事力」発展編(1・2・準2級対応)』は、「脱炭素社会への道のり」「社会保障のこれから」「平和な世界どうやって」など27のテーマについて、グラフや図解を多用して最新ニュースをわかりやすく解説しています。

 検定の出題は、50分で各級45問。1級は四肢択一(選択肢から一つを選ぶ方式)と記述で、2・準2級はすべて四肢択一。2~5級の検定問題の約6割は、公式テキスト・問題集から出題されます。

次回の検定はいつなの?

 「ニュース検定」で次回の検定日や、お近くの試験会場などご覧いただけます。 

ニュース検定の問題に挑戦してみよう!

公式サイトで模擬問題や過去問題を公開しています。力試しをしてみましょう。

https://www.newskentei.jp/question.php