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【ニュースがわかる2024年6月号】巻頭特集は地震大国ニッポン 被害を減らすために

「最大級の被害想定」YES or NO「ニュース検定」がわかりやすく解説

 新聞、ニュースでよく見聞きする時事問題やワードを「ニュース時事能力検定」がわかりやすく解説します。

 地震の発生確率や規模の評価は、推計の手法などによって異なります。想定外の大地震だった東日本大震災以降、将来の大地震について、国が「最大級」の想定を公表したところ、被害が見込まれる市町村の抗議を招いた例もあります。

 メリットとデメリットを下記に挙げました。

メリットの方が大きい

・自然災害はいつでもどこでも起こり得る。 最大級の被害想定は日ごろの備えの重要性を住民に再認識させ、行政に対策を促す意義がある。

・地震の発生メカにズムは複雑で、想定に幅が生じるのはやむを得ない。

・想定を生かしたまちづくりは、将来の世代を守る遺産にもなり得る。

デメリットの方が大きい

・震災からの復興に力を入れる人たちの不安をあおりかねない。

・実際に起きた被害が想定をはるかに下回った場合、国の情報発信に対する信頼を揺るがしかねない。

・被害が見込まれる自治体は、過剰な防災対策や出費を迫られる。 

(「2024年版ニュース検定 公式テキスト「時事力」発展編(1・2・準2級対応)」より)

   次回は3月29日に配信予定です。


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ニュース検定とは?

 「ニュース検定」は1級~5級まで6段階あります。1・2・準2級は大学生・一般が主な対象ですが、もちろん中高生でも受検できます。

 『ニュース検定 公式テキスト「時事力」発展編(1・2・準2級対応)』は、「脱炭素社会への道のり」「社会保障のこれから」「平和な世界どうやって」など27のテーマについて、グラフや図解を多用して最新ニュースをわかりやすく解説しています。

 検定の出題は、50分で各級45問。1級は四肢択一(選択肢から一つを選ぶ方式)と記述で、2・準2級はすべて四肢択一。2~5級の検定問題の約6割は、公式テキスト・問題集から出題されます。

次回の検定はいつなの?

 「ニュース検定」で次回の検定日や、お近くの試験会場などご覧いただけます。 

ニュース検定の問題に挑戦してみよう!

公式サイトで模擬問題や過去問題を公開しています。力試しをしてみましょう。

https://www.newskentei.jp/question.php