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【ニュースがわかる2024年5月号】巻頭特集は10代のための地政学入門

吹く楽器はなぜ音が出る?【疑問氷解】

Q 吹く楽器はどうして音が鳴るの?(大阪府泉南市・中1)

息が渦になり空気を振動

 A 楽器メーカー「ヤマハ」(本社・静岡県)に聞きました。

 音のもとは、振動です。何かが振動し、振動が空気を伝わり、耳の鼓膜に届き、神経を通してその信号が脳に送られ、音が聞こえます。例えば、手をたたくと、手が震えます。その振動が空気を伝わって耳に届き、「パン」という音が聞こえます。

 リコーダーやフルートは、飲み終わったジュースの瓶に息を吹き込んで音を鳴らす「瓶笛」と同じ仕組みです。瓶の口の端に、スピードの速い息を吹き込むと、端で息が二つに分けられ、空気の渦ができます。その渦が瓶の中の空気を振動させ、「ボー」っという音が鳴ります。

 瓶笛はただ息を吹き込むだけでは音が出ず、空気の渦がうまくできるように息の速さや角度を変える必要があります。一方、リコーダーは口の部分に息の通り道があり、一番上にある四角の穴の部分で、うまく空気の渦ができるように作られています。

 トランペットなどの金管楽器は、唇が振動します。楽器にあてた唇を閉じて、わずかなすき間から息を吐き出し、唇を振動させます。その振動が楽器の中の空気に伝わって、大きな振動となり(共鳴といいます)、音が出ます。

 サクソフォン(サックスとも呼びます)やオーボエなどは、ケーン(アシという植物の仲間)の茎から作られた小さな薄い板を楽器の先に付け、息を吹き込むことで震わせて、音を出します。楽器の中の空気と共鳴し、大きな音が出ます。

 音の高さは、一般的に管の部分が長くなると音は低く、短くなると音は高くなります。瓶笛は、中に水を入れ、水の量を変えると、音の高さが変化します。リコーダーでは、すべての穴をふさぐと長い管と同じ状況になり音が低く、少しの穴をふさぐと短い管と同じ状況になり音が高くなります。【毎日小学生新聞編集部・御園生枝里】

           (「疑問氷解 Vol.10(毎日小学生新聞)」より)