【ニュースがわかる2024年6月号】巻頭特集は地震大国ニッポン 被害を減らすために

優勝額を改めて考えてみよう【大相撲中継キッズ】

国技と言われ、日本の伝統文化でもある相撲。1500年以上前から続く相撲の魅力や素朴な疑問を、「大相撲中継」の編集長である北出幸一さんが答えてくれる「教えて編集長!」。今回のキーワードは「優勝額」です。

Q 編集長、国技館の天井に近いところに優勝額がたくさん飾ってあるね?

A そうだね、天井に近い高いところまでよく気が付いたね。正面、向正面、東、西の4つの面にそれぞれ8枚ずつの優勝額が飾ってあるんだ。引退して親方になっている白鵬や鶴竜などの横綱の優勝額や、相撲界から離れた栃ノ心や逸ノ城の優勝額を見ると本当に時代の移り変わりを感じてしまうね。

Q 優勝額には何て書いてあるのかな?

A 向かって右側には優勝した場所、左側には優勝力士の四股名と階級、下には贈呈した「毎日新聞社」、そして上には「優勝」と書いてあるか全勝優勝の場合は「全勝」と書いてあるんだよ。「全勝」の文字はなかなか見られず、全勝優勝が難しいことが分かるんだ。

Q 編集長、優勝額はいつごろ掛け替えられるのだろうか?

A 東京で本場所が行われる1月、5月、9月の初日の前日に国技館で優勝額の贈呈式が行われ、直前の2場所分の優勝額が力士に贈られるんだよ。その2枚が古い優勝額2枚と交換して国技館に掛け替えられるんだ。そして本場所初日に優勝額の除幕式が行われて観客に披露されるんだ。今、いちばん古いのは平成29年九州場所の白鵬の優勝額だよ。今度、国技館に行ったら確認できるよ。

Q 優勝額はいつから贈られるようになったのかな?

A 明治42年に優勝制度ができたときから優勝額が贈られているんだ。初めは時事新報社が贈っていたが、途中から東京日日新聞社、今の毎日新聞社が引き継いで贈り続けているよ。千秋楽の表彰式で優勝力士に毎日新聞社の人がミニチュアの優勝額を贈っている様子を見た人もいるだろう。本物の優勝額は縦3・17メートル、横2・28メートルと畳およそ5枚分の大きさで、重さは約80キロもあるんだ。この大きな優勝額は力士の栄光の象徴でもあるんだ。

大相撲中継(毎日新聞出版)は、2カ月に一度の本場所前に発行されている雑誌で、定価は1,300円。「教えて編集長!」はもちろん、魅力的な企画が盛りだくさんです。ぜひ手に取ってみてください。

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