新聞、ニュースでよく見聞きする時事問題やワードを「ニュース時事能力検定」がわかりやすく解説します。
アメリカは大統領制の国です。大統領(行政機関のトップ)と連邦議会(立法機関、日本の国会に相当)の議員がそれぞれ国民の選挙で選ばれ、チェックし合う――という仕組みです。日本が採用する議院内閣制と比べ、三権分立が一層徹底されています。
4年に1度の大統領選挙は基本的に、民主党、共和党という2大政党の候補者の間で争われます。選挙(一般投票)は11月にあり、50の州ごとに勝者を決めます。各州には人口などに応じた数の「選挙人」が割り振られており、大半の州では、相手より一票でも多く得票した候補がその州の選挙人全員を獲得します。大統領に当選するのは「有権者の総得票数」ではなく「全国で獲得した選挙人」の多いほうです。
連邦議会は上院と下院の2院制です。
上院議員の任期は6年。50州で2人ずつ選ばれ、全部で100人です。バイデン大統領、ハリス副大統領はかつて上院議員でした。
下院議員の任期は2年。各州の議員数は人口に応じて割り振られ、計435人です。2022年は上院議員の3分の1と下院議員の全員を選ぶ「中間選挙」があります。
(『2022年度版ニュース検定 公式テキスト&問題集「時事力」基礎編(3・4級対応)』より)
次回は11月12日に配信予定です。
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ニュース検定とは?
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「ニュース時事能力検定試験」(略称、ニュース検定)は、ニュースを読み解く力を多くの人に身につけてほしいと、日本ニュース時事能力検定協会(養老孟司・名誉会長)や毎日教育総合研究所、各地の新聞社が共催して、年4回実施しています。
1級~5級まで6段階ありますが、4級は主に中学生以上、3級は中高校生以上が対象です。3・4級対応の『公式テキスト&問題集「時事力」基礎編』は、「これからのエネルギー」「社会保障のこれから」「核兵器と向き合う世界」など21のテーマについて、グラフや図解を多用して最新ニュースをわかりやすく解説しています。また、「時事力Basic」でそもそもの基礎知識を身につけることができます。
4級と3級の検定問題は四つの選択肢から一つを選ぶマークシート方式。各45問の約6割はこの本から出題されます。
次回の検定はいつなの?
「ニュース検定」で次回の検定日や、お近くの試験会場などご覧いただけます。
「ウクライナ侵攻がわかる」 ニュース検定 特集ページ公開
ロシアによるウクライナへの軍事侵攻について、2月末から約3カ月間の動きをまとめた特集ページを、日本ニュース時事能力検定協会が公式サイトに特別に公開しています。