ブロッコリーとカリフラワーはどう違う?
緑色のブロッコリーと白いカリフラワー。色は違うのに形はとてもよく似ています。2つの野菜の違いは色だけなのでしょうか。
ブロッコリーは、もともとヨーロッパとアフリカの間の地中海周辺地域で生まれたそうで、ケールという葉野菜が先祖だといわれています。色が白いカリフラワーは、ブロッコリーが突然変異で白くなったものといわれているので、色は違っても兄弟や姉妹のようなもの。ブロッコリーの葉っぱがキャベツの葉っぱに似ているのは、キャベツも元はケールから分かれた作物だからです。
私たちが食べている森のようなモコモコとした部分は、「花蕾(からい)」とよばれる花のつぼみがたくさん集まった部分です。カリフラワーは茎の頭の部分にぎゅっと詰まった花蕾がついていて、ブロッコリーは、茎の頭の部分のほかに、茎と葉っぱの付け根の部分から出る「わき芽」の先にも花蕾がつく品種もあり、そのままにしていたら花が咲くこともあるんですよ。
ブロッコリーは栄養たっぷりの緑黄色野菜です。カリフラワーは緑黄色野菜ではありませんが、両方をゆでてからビタミンCがふくまれる量を比べると、ほとんど一緒。どちらもいろいろな栄養素がふくまれているので、食べ比べてみてくださいね。(編集部)