【ニュースがわかる2024年11月号】巻頭特集は世界が注目! アメリカ大統領選

未来の仕事図鑑 ラインマン

でんはこそうでんせんけんせつしゅけるじゅつしゃのことをラインマンといいます。たけまさひこさんはでんせんこうなどをにない、くらしにかせないでんあんていきょうきゅうささえています。(「Newsがわかる2024年2月号」より)

高所作業こうしょさぎょうおお現場げんば

 とうほくほうにあるそうでんせんしゅわたしごとです。そうでんてっとうのぼってせつてんけんしたり、ふるくなったでんせんえたり、しんせつされたてっとうでんせんこうをしたりしています。

 てっとうたかいものだと100メートルじょうあります。やまうえてっとうぎょうしたときは、がんうんかいひろがっていたこともありました。さいがいにはていでんふっきゅうにないます。きょうふうでんせんれてていでんしたいきふっきゅうたんとうしたときは、くらやみなか、ヘッドライトをつけてとうじょうでんせんをつなぎました。れないかんこうでしたが、まなんだことはおおく、こころのこっています。

 こうしょぎょうおおごとですから、なによりもだいなことはあんぜんです。ついらくかんでんこうらっなどのきないように、ぎょうまえのミーティングではかならずチームぜんいんけんなポイントをかくにんし、あんぜんたいさくてっていしています。

電線のたるみを規定値に調整する作業を終え、工具を取り外す武田さん

鉄塔と電線をつなぎとめる

高所作業では仲間との信頼関係、チームワークが大事(右が武田さん)

 ライフラインをまも

 このごとえらんだきっかけは、ちゅうがくねんせいとききたひがしほんだいしんさいです。いわさいし、なみえいきょうによるていでんで、2しゅうかんでん使つかえないせいかつおくりました。このけいけんからでんたいせつさをり、でんたずさわるごときたいとおもったのです。

 ライフラインであるでんまもごとにやりがいをかんじています。そうでんせんなんじゅうねんさきらいまでのこっていくものです。あたらしいてっとうかんせいし、でんせんられ、そうでんできたときにはおおきなたっせいかんがあります。

 きんねんは、こうでんせんじょうでのどう使つかう「ちゅうのり」などのでんどうすすみ、ぎょうがしやすくなりました。それでも、さいでんをつなぐのはひとであり、ロボットにできるぎょうではありません一人ひとり一人ひとりじゅつりょくけいけん、そしてなによりチームワークがじゅうようごとです。ゆくゆくはチームをひきいるたちになれるように、さらにじゅつみがいていきたいです。

送電鉄塔の上で機材の荷揚げをしている様子(左が武田さん)

 仕事に欠かせないもの カムアロング   現場では「カマロン」と呼んでいます。張力のかかった電線をしっかりつかんで引き留めるための工具です。電線を鉄塔との接続部に取り付ける時に使います。いろいろなサイズがあり、電線の種類や太さに応じて使い分けます。


取材・文:川久保美紀 写真:ETSホールディングス提供

あわせてもう!