ビジネスや人脈づくりに重宝される「決裁者限定マッチングサービス」【起業家から君へ】

話を聞いたひと 平野哲也(ひらの てつや)さん オンリーストーリー代表取締役CEO

週刊エコノミストで連載中の「挑戦者2021」。優れたアイデアや斬新なサービスで世の中を良くしようとする企業の取り組みを紹介しています。本サイトでは、誌面で紹介された「挑戦者」たちがどんな子どもだったのかを聞きました。※エコノミストオンライン「挑戦者2021」はこちら

商材の売り込みなどのために、決裁者に会いたいのになかなかたどり着けない。そんな経営者の悩みを解決するのがオンリーストーリーの決裁者限定マッチングサービスだ。

決済権限のある決裁者同士を直接つなぐマッチング支援サービスを運営しています。無料・有料版合わせて4500社以上の企業の決裁者が登録しており、利用者は興味を持った決裁者に「会いたい」と気軽に反応を送ることができます。通知が届いた相手側も会ってみたいと思えば、マッチングが成立。その後は、チャット機能を使って個別での商談などに進むことが可能です。

基本的には執行役員以上が登録し、ビジネスや人脈づくりなどに活用されています。登録に当たっては職位や事業規模などを審査しているので、利用者が安心して使うことができます。マッチング以外にも、決裁者の紹介や商談成立のための支援、複数の決済者同士が交流ができるオンラインイベントの開催などを行っています。オンラインイベントは週2、3回開催しており、活動は活発です。

サービスを通して174件の決裁者とマッチングし、19件の受注に成功した東京都のウェブデザインなどを手がける会社(有料会員、従業員約30人)や、マッチング先の会社の改善提案を受け再生可能エネルギーを導入し、25%の電力カットという経費削減を達成した香川県の会社(無料会員、同50人)の例などが報告されています。

こどもの頃はどんな性格でしたか?

ビビりで、リスクや失敗が怖い。繊細で、周りの目が気になっていました。
本当はカリスマ性のあるエピソードや性格を書ければよいのですが、こんなかっこよくない僕が、等身大の僕です。

■こどもの頃の夢を教えてください。

ある時はパン屋さん、またある時はたこ焼き屋さん。でも一番なりたかったのは、プロテニス選手でした。 ただ、父や叔父が経営者だったこともあり、どこかで経営者になりたい自分もいたのかなと、思います。

■こどもの頃によく読んでいた本があれば教えてください。

父親が本をよく買ってくれたので、『金持ち父さん貧乏父さん』など色々読んでいました。 漫画もすごくたくさん読んでいましたよ。

仕事をしていてよかったこと、大変だったことを教えてください。

<大変だったこと>
・会社として、融資で何億円も借金するとき、怖くなったりしました。
・信じていた人たちがいなくなったり、色々裏切られたりしたとき、人を信じにくくなりました。
・病気になって倒れ、入院したとき。心細くなりました。

<良かったこと>
・それでも、僕はこの経営者という仕事は、僕にとって天職だと思っています。『強くて、良い会社、つよいい会社をつくる』というのが、僕の理念で、心からやりたいこと。

そこに近づいている実感を持てる日々を過ごせているのは、本当に何より良かったことです。『楽しかったか』と言われた時に、大変だったことも多いから、 楽しいという表現だと悩ましいですが、『充実していたか』で言うと、心から『はい』と言えます。

■子どもたちにメッセージをお願いします。

大人の仕事の世界って、なんだかイメージしにくいですよね。僕もそうでした。

僕はずっとテニスをしていたので、その目線で例えると、仕事を『競技人口の一番多い競技』みたいなものだと捉えると、僕でもイメージしやすかったです。
例えば、学校には、イケメンも、勉強できる人も、運動ができる人も、美術が好きな人も、色々な人がいますよね。

そんな人たちが、最終的にこの仕事の世界に皆きて。しかも年齢制限なく。

こんなこと言うと、『そんな場所で戦っていける自信ないよ!』と思うかもしれないけど、ここで伝えたかったのは違くて。『もし皆さんが今、色々な挫折や悩みがあったとしても、今の世界で評価されなくても、まだ仕事の世界で、取り返す機会あるよ』ということです。

少なくとも僕は、病気になって周りから出遅れてるなと思ったときに、 そう思って少し乗り越えられたので、辛い時少し思い出してみて下さい!
(聞き手=加藤結花・エコノミスト編集部)

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