「DELISH KITCHEN」は「誰でも簡単においしく作れる料理」のレシピを配信する動画メディア。フードコーディネーターの中田夏奈さんは、レシピ開発とその撮影に取り組んでいます。(「Newsがわかる2024年1月号」より)
「DELISH KITCHEN」は毎日、アプリやSNSに新しいレシピを配信しています。多い時は月に約1000本! 私たちフードコーディネーターはユーザーの検索ワードや季節のイベント、食材の価格などのデータをもとに料理を決めてレシピを企画・開発しています。時々、メンバー同士で相談して食材の組み合わせや調味料を工夫したり、別の調理方法で試したりしながら、「よりおいしく、より簡単に」を追求しています。
最近は定番の料理に加えて、世界の郷土料理など、レシピの幅を広げています。親子でトライできる「火や包丁を使わないレシピ」なども豊富にそろっています。また、材料の切り方や保存の仕方、タレの作り方などを教える動画を充実させています。



「炊飯器でお手軽♪ シーフードのパエリア」(左)「初級キャラ弁! お花畑ライオン」(右上)「たっぷりフルーツの♪ ヨーグルトゼリーアイス」(右下)は、中田夏奈さんが開発した人気レシピ。すべてのレシピは管理栄養士が監修している=エブリー提供

日々、勉強。インターネットをはじめ、本や雑誌から情報収集する

20もの撮影用キッチンブースが並ぶ。左は完成用を、右は手順用を撮影
まず食材の買い出し。家庭でもそろえられる食材を自分の目で見て選びたいので、自宅近くのスーパーで仕入れます。
撮影はレシピ1本につき1.5~2時間をかけます。ポイントは手の動きです。照明やカメラの撮影環境が整ったブースで、私たちが調理工程を真上から撮影します。まな板の位置や食材の向きをモニターで見ながら調整して、作り方がわかりやすく伝わるよう気をつかいます。撮影した動画は専門スタッフが1~3分に編集します。
発信したレシピにユーザーさんから「おいしかった」とか、逆に「イマイチだった」とか、レビューをいただけるのはありがたく、うれしいこと。やりがいを感じます。フードコーディネーターは「誰かを幸福にするレシピを開発する仕事がしたい」と思って進んだ道。これからもいろいろなレシピに挑戦していきたいですね。

調理手順は主に真上のカメラで撮影。正面のモニターで動画を確認しながら、手早くタマネギを切る中田さん。プロのワザは美しい。レシピ動画はhttps://delishkitchen.tvで!

