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【ニュースがわかる2024年5月号】巻頭特集は10代のための地政学入門

リアス海岸では養殖漁業【ニュース検定「入門編」】

 日本では農業を営む人が減り、農地(田んぼや畑など)が使われずにたくさん余っています。国は農業を再び盛んにするため、広い農地を耕す力持ちの農家を増やそうとしています。日本の国土の約3分の3は森林ですが、外国からの輸入木材におされて、林業は衰えてきました。しかし、国産木材の良さを見直そうという動きがあります。

 海に囲まれた日本にとって、漁業は大事な産業の一つです。例えば、多くの狭い湾が入り組むリアス(式)海岸では、養殖漁業(養殖業)が盛んです。三陸海岸の南部(岩手、宮城県)や若狭湾(福井県、京都府)、志摩半島(三重県)が代表例です。

 三陸海岸の沖合では、太平洋側の寒流(親潮=千島海流)と、暖流(黒潮=日本海流)が出合います。この潮目(潮境)にはさまざまな魚が集まり、良い漁場となっています。

 (「2021年度版ニュース検定公式テキスト&問題集『時事力』入門編(5級対応)」より)

次回は1月13日に配信予定です

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 「ニュース時事能力検定試験」(略称、ニュース検定)は、ニュースを読み解く力を多くの人に身につけてほしいと、日本ニュース時事能力検定協会(養老孟司・名誉会長)や毎日教育総合研究所、各地の新聞社が共催して、年4回実施しています。

 1級~5級まで6段階ありますが、5級は主に小学生対象。5級対応の「公式テキスト&問題集『時事力』入門編」は、「エネルギー資源と電力」「国の政治、地域の政治」など16のテーマについて、「基本のことば」「確認テスト」「練習問題」の3段階で学べ、時事問題の基礎固めにぴったりです。尚、5級の検定問題の約6割は、同書から出されます。(編集部)