日本の皇室の「女王」の呼称を定めているのは皇室典範です。女性皇族のうち、歴代天皇の子どもと孫を「内親王」とし、ひ孫より遠い血筋の人を「女王」としています(皇室典範第六条)。
今の「内親王」は、天皇陛下の子どもである愛子さまと、上皇陛下の孫である佳子さまのお二人。「女王」は、大正天皇のひ孫にあたる三笠宮家の彬子(あきこ)さまと瑶子(ようこ)さま、高円宮家の承子(つぐこ)さまの3人です。
未婚の皇族6人のうち、秋篠宮さまの長男悠仁さまを除く5人が女性。皇族の女性は結婚したら、皇室を離れることになっています。このため、安定的な皇位の継承に向けて、女性皇族が結婚後も皇室に残ることができる案などが国会で議論されています。
【ニュースがわかるオンライン編集部】
京都に暮らしながら、日本美術の研究を続ける三笠宮家の彬子女王殿下が、道をキーワードに古都の魅力をみずみずしい筆致でつづっています。寺町通、哲学の道、六角通……。通りの歴史から地元の人々の四季折々の暮らしぶりまで、京都のまちのそぞろ歩きがさらに味わい深くなる1冊です。
新書変型版、208ページ、定価1430円(税込)。毎日新聞出版刊。
★彬子さまは、9月16日(月・祝)13時から、テレビ朝日系「徹子の部屋」に出演されました。