防衛省は12月7日、航空自衛隊のF15戦闘機が沖縄本島南東の上空で、中国の空母「遼寧」を発艦したJ15戦闘機から12月6日午後、断続的にレーダー照射を受けたと明らかにしました。(「Newsがわかる2026年2月号」より)
日本政府は「危険な行為だ」として中国側に強く抗議し、再発防止を強く申し入れました。中国軍機による自衛隊機へのレーダー照射を防衛省が公表するのは初めてです。
戦闘機のレーダーは周辺の捜索やミサイル発射のためなどに使われます。関係者は、レーダー照射されると「攻撃される恐れから、パイロットの緊張が非常に高まる」と話します。捜索目的なら断続的に照射する必要はなく、ミサイル発射の可能性も残るため防衛省は「危険な行為」と判断しました。
小泉進次郎防衛大臣は12月7日に臨時記者会見を開き、「航空機の安全な飛行に必要な範囲を超える危険な行為で極めて遺憾」と述べました。
これに対し中国海軍の報道官は同日、「日本の自衛隊機が訓練海空域に繰り返し接近し、飛行の安全を脅かした。日本側の誇大宣伝は事実と全く一致していない」と反論。「事前に訓練海空域を公表していた」と強調しました。


臨時記者会見で中国のレーダー照射について発表する小泉進次郎防衛大臣(左端)=防衛省で12月7日
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