楽しみながら続ける 防災アクション10【ニュースがわかる9月号】

ダライ・ラマ 後継者は指名せず

チベットぶっきょうさいこうどうしゃダライ・ラマ14せい(89)は7がつふつ、インドほくダラムサラであったかいごうせいめいし、ぶんこうけいしゃえらかたりんてんせいかんがえにもとづくせいつづけるとはっぴょうしました。(「Newsがわかる2025年9月号」より)

 チベットぶっきょうではでんとうてきに、ダライ・ラマのに、そのまれわりをさがす「りんてんせいせい」をとっており、14せいも2さいときせんだいまれわりとしてみとめられました。ただチベットのぶんどくりつうんどうけいかいするちゅうごくには、ダライ・ラマこうけいしゃえらかたかんするこうがあり、せいてきあつりょくをかけています。

 チベットぶっきょうきょうだんないでは、14せいきているうちにだんじょわずにこうけいしゃめいすることもされていました。

 ダライ・ラマ14せいせいめいで「せいけいぞくつよもとめるおおくのようぼうせられた」とべ、「ほかのいかなるものもこのもんだいかんしょうするけんげんはない」とちゅうごくをけんせいしました。ちゅうごくがいしょうたんとうしゃは7がつふつしゃかいけんで、「てんせいは(ちゅうごくの)ちゅうおうせいによってしょうにんされなければならない」とべ、ちゅうごくせいかならかんするというにんしきしめしました。

両手を支えられながら歩くダライ・ラマ14世(中央)=インド・ダラムサラで7月6日、共同

 平和的な自立目指しノーベル賞受賞   中国西部の高原地帯であるチベット自治区の区都ラサにいたダライ・ラマ14世は、支配を強める中国政府と対立し、1959年からダラムサラに逃れて生活しています。チベット自治区では中国に対する暴動や抗議行動がたびたび起こっていますが、ダライ・ラマ14世は中国からの自立を平和的な手段で達成しようとしているとして、1989年にノーベル平和賞を受賞しました。

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