11月にあるアメリカ大統領選挙のテレビ討論会が9月10日、東部ペンシルベニア州フィラデルフィアで開かれました。(「Newsがわかる2024年11月号」より)
民主党のカマラ・ハリス副大統領(59)と共和党のドナルド・トランプ前大統領(78)が経済や移民、外交などについて議論しました。
ハリスさんは選挙戦から撤退したバイデン大統領の政策を引き継ぎながら、候補の若返りを生かして「未来への新たな道」を訴えました。トランプさんはインフレや不法移民の急増などの問題を挙げ、政権を担う副大統領のハリスさんを批判しました。
討論会直後にアメリカのテレビ局が行った世論調査では、ハリスさんの方がトランプさんより良かったと回答した人が63%でした。ただ、この討論会が実際の投票にどの程度影響を与えるかはわかりません。
9月15日にはトランプさんがいたアメリカ南部フロリダ州のゴルフ場で、銃を持っていた男性(58)を連邦捜査局(FBI)が逮捕。暗殺未遂事件の可能性があるとみて調べています。7月にも、ペンシルベニア州バトラーで演説中のトランプさんが銃撃され、右耳にけがをする暗殺未遂とみられる事件がありました。
テレビ討論会で議論する共和党候補のトランプ前大統領と民主党候補のカマラ・ハリス副大統領=9月10日、Gripas Yuri/ABACA/共同通信イメージズ
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