8月8日午後4時42分ごろ、宮崎県で最大震度6弱を観測する地震がありました。震源は日向灘で、地震の規模を示すマグニチュード(M)は7.1と推定されます。(「Newsがわかる2024年10月号」より)
気象庁は、東海沖から九州沖にかけての海底を震源域とする南海トラフ地震への注意が必要だとして、南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)を発表しました。臨時情報が出るのは初めてで、「新たな大規模地震が発生する可能性が平常時と比べて数倍高まっている」として注意を呼びかけました。
南海トラフ地震が想定される地域では、最初の地震から1週間程度、同規模以上の地震に注意する必要があり、対象は茨城県から沖縄県にかけての1都2府26県の計707市町村。政府は事前避難は求めないものの、避難する場所や経路、備蓄など日ごろの備えを再確認するよう呼びかけました。
その後、この地域では地震活動に特異な変化は確認されず、8月15日午後5時に南海トラフ地震臨時情報の注意期間は終了しました。
宮崎県で震度6弱を観測した地震で起きた土砂崩れ現場=鹿児島県志布志市で8月9日、毎日新聞社ヘリから
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初の南海トラフ地震臨時情報 宮崎で震度6弱 M7.1
https://www.newsgawakaru.com/news/40087/