新聞、ニュースでよく見聞きする時事問題やワードを「ニュース時事能力検定」がわかりやすく解説します。
厳密な定義はありませんが、「人間のような認識や判断、知的な作業をコンピューターにさせる技術 」という意味で使われることが多いです。
AIの研究は20世紀半ばから行われてきましたが、2010年代に入ってから性能が飛躍的に向上しました。深層学習(ディープラーニング)という技術が貢献しています。大量のデータを読み込んで、コンピューター自らが共通するパターンを見つけ出し、理解を深めていく技術です。例えば何十種類もの動物の写真を大量にインプットすると、自力で試行錯誤を繰り返し、動物を種類ごとに区別できるようになります。
ただし、AIには▽学習に使うデータに偏りがあると、導き出す結論も偏ってしまう▽結論を導き出す過程が複雑すぎて、人間には理解の説明もできない――といった課題もあります。このため「AI が社会に悪影響を与えないよう、開発や活用を規制すべきだ」という意見もあります。
(「2024年度版ニュース検定 公式テキスト&問題集「時事力」基礎編(3・4級対応)」より)
次回は8月7日に配信予定です。
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ニュース検定とは?
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「ニュース時事能力検定試験」(略称、ニュース検定)は、ニュースを読み解く力を多くの人に身につけてほしいと、日本ニュース時事能力検定協会(養老孟司・名誉会長)や毎日教育総合研究所、各地の新聞社が共催して、年3回実施しています。
1級~5級まで6段階ありますが、4級は主に中学生以上、3級は中高校生以上が対象です。3・4級対応の『ニュース検定 公式テキスト&問題集「時事力」基礎編(3・4級対応)』は、「脱炭素社会への道のり」「社会保障のこれから」「核兵器と向き合う世界」など22のテーマについて、グラフや図解を多用して最新ニュースをわかりやすく解説しています。また、「時事力Basic」でそもそもの基礎知識を身につけることができます。
4級と3級の検定問題は四つの選択肢から一つを選ぶ方式。各45問の約6割はこの本から出題されます。
次回の検定はいつなの?
「ニュース検定」で次回の検定日や、お近くの試験会場などご覧いただけます。
ニュース検定の問題に挑戦してみよう!
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