アメリカ各地の大学で、イスラエルによるパレスチナ自治区ガザ地区への攻撃に抗議するデモが続いています。(「Newsがわかる2024年7月号」より)
ニューヨーク市では4月30日、警察がコロンビア大学の敷地に入り、ガザでの「虐殺」に抗議するデモを続けていた学生らの行動の自由を制限。大学側の要請を受け、建物を占拠したりテントを張って泊まり込んだりしていた学生らを追い出しました。5月1日にはニューヨーク市立大学で、200人以上の若者たちが大学側に情報公開などを求めて声を上げました。
学生たちは、大学がイスラエルの企業やガザ紛争で利益を上げている企業に投資(利益を見込んでお金を出すこと)して「虐殺」を助けているとして、情報公開と投資したお金の引き揚げを要求しています。
大学当局と交渉を続けたグループの大学院生は「コロンビア大学は生命よりも利益を優先し、正義の側に立つ学生たちを非難することを選んだ。この先何十年も忘れられることはないでしょう」と語りました。

ニューヨーク市立大前で警察の出動を批判する学生=アメリカ・ニューヨークで5月1日
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