楽しみながら続ける 防災アクション10【ニュースがわかる9月号】

楽しみながら続ける 防災アクション10

まいとしのようにほんおおきなぜんさいがいきている――そうかんじているひとおおいのではないでしょうか。さいがいたいこくわたしたちにとって、ぜんげんしょうさいがいみをり、ごろからそなえておくことはたいせつです。まずはくもけんきゅうしゃあらけんろうさんに、とくほんきやすいぜんさいがいおしえてもらいましょう。(「Newsがわかる2025年9月号」より)

日本にほん地震じしん台風たいふうがとにかくおお

 しんたいふうなどのぜんさいがいは、ほんぜんこくどこでもこります。そして、そのはっせいすうかいてきても、とてもおおいのです。それはきゅうじょうほんおおきくかんけいしています。

 きゅうひょうめんじゅうすうまいきょだいなプレートでおおわれていて、それらはえずうごいています。プレートどうがぶつかることによって、プレートそのものやないがんばんきゅうげきにずれるげんしょうしんです。ほんきんよっつのプレートがかさなりっているため、とくしんおおいのです。

 また、したからは、およそ10ねんかんやく98パーセントちょうそんおおあめによるすいがいけいけんしていることがわかります。これは、ほんがあることや、たいふうとおみちであることがふかかんけいしているのです。

最大震度5弱以上の震源分布(1919年1月~2024年11月)
市区町村ごとの水害発生件数(2012~2021年)
大雨(線状降水帯)
線状降水帯って?  積乱雲が次々と発生して連なった線状の雨域や雨雲のまとまりのこと。狭い範囲で長時間にわたって強い雨が続き、集中豪雨をもたらす。気象庁は線状降水帯の発生がわかると、「顕著な大雨に関する気象情報」を発表する。
 どうして日本にほん台風たいふうとおみちに?

 たいふうは、あたたかいかいじょうはったつしたせきらんうんあつまったねったいていあつで、さいだいふうそくが17.2メートルまいびょうじょうのものをします。なつしてくるたいへいようこうあつかぜってほくじょうし、さらにほんきんじょうくう西にしかぜへん西せいふう)によりほんれっとうをそうようにすすみます。8、9がつにこうしただいひょうてきしんをとります。

 たいふうは、おおあめぼうふうたかなみたかしおたつまきをもたらします。また、たいふうちゅうしんから1000キロじょうはなれたしょばいぜんせんあきさめぜんせんなどがあると、「えんかくごう」がこされることもあります。

 さらにさいきんけんきゅうでは、きゅうおんだんすすむと、ほんみなみうみもうれつつよさのたいふうができやすくなり、そのうえほんきんをゆっくりすすむといわれています。

実線は代表的な進路、 破線はその次にとりやすい進路。まったく違う進路になることも

気象画像・イラスト/「すごすぎる天気の図鑑 防災の超図鑑」(荒木健太郎・著、KADOKAWA)より

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