私たちの生活は、だれかが発明したモノやサービスで便利になり、快適にもなっているの。大昔から、人は困りごとを解決するためにアイデアを思いつき、それを形にして、改良を重ねてきたよ。そんな発明の歴史をふり返ってみよう。(「Newsがわかる2024年10月号」より)
発明がもたらす巨大ビジネス
発明が新しい価値をもたらし、世の中を一変させることを「イノベーション」といいます。
例えば、18世紀後半に発明された蒸気機関を動力源にした蒸気機関車は、馬車とは比べものにならないほど多くの荷物や人を長く速く運ぶことができました。さらに、20世紀に発明されたインターネットで人やモノがつながった結果、あえて移動しなくても用が足りることがふえました。
そのような発明品は世界中で爆発的に売れるので、巨大ビジネスを生み出します。アメリカでは近年、GAFA(グーグル、アマゾン・コム、メタ、アップル)とよばれる四つのIT(情報技術)企業が人工知能(AI)などを使ってイノベーションをつぎつぎと起こし、急成長しました。
人類を飛躍的に進歩させた発明の例




