およそ200カ国・地域が気候変動への対策を話し合う、国連の気候変動枠組み条約第28回締約国会議(COP28)が12月13日まで、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイで開かれました。地球温暖化につながる化石燃料の使用が最大の焦点でしたが、意見がなかなか一致せず、「この10年で化石燃料からの脱却を加速させる」ことで合意しました。(「Newsがわかる2024年2月号」より)
「段階的な廃止」は明記できず
化石燃料をめぐっては、欧米の先進国や小さな島国などが「段階的な廃止」を主張し、120近い国々から支持を得ていました。しかし、サウジアラビアなどの産油国が強く反対。会期を1日延長し、双方が主張の一部をあきらめた妥協案でまとまりました。
採択した成果文書では、産業革命前からの世界の気温上昇を1.5度に抑えるパリ協定の目標に沿った「大幅、すみやか、持続的」な温室効果ガスの排出削減の必要性を明記。「エネルギーシステムの化石燃料からの脱却(抜け出すこと)に向けた取り組みを、ここ10年で加速させる」としました。
COP28 気候変動対策 化石燃料のない世界は遠く
https://www.newsgawakaru.com/news/2402/18_19
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