みんなが安心して自分らしく暮らせるバリアフリーの社会。それを実現するためには、不便や不自由を感じる人がいる下の「四つのバリアー」に気づき、取り除くことが必要です。(「Newsがわかる2023年10月号」より)
ともに生きる社会目指す「バリアフリー法」
バリアフリー社会実現のために取り除く必要がある四つのバリアーのうち、特に「生活のバリアー」をなくすために作られたのが国のバリアフリー法です。建物や公共交通機関などで対策を進めるための法律を一つにして、2006年12月に施行されました。
すべての障害者を対象に、バリアフリーにする施設も増やしました。法律改正では2018年、違いを認め合って生きる社会を実現し、社会的な壁をなくす基本的な考え方を盛り込みました。
2021年には、2025年までの施設整備の目標を示し、公立の小学校、中学校を新築、改築する時は車いす用のトイレやエレベーターの設置などを義務付けました。