Q:ネコの視力、聴力はどのくらいあるの?(新潟市・小6)
暗がりでもよく見える
A 大石孝雄・元東京農業大学農学部教授に聞きました。
ネコは夜行性で狩りをする動物です。暗い場所でも獲物をつかまえられるよう、レンズの役割をする水晶体が大きく、たくさんの光を集めます。水晶体は筋肉をひっぱったりゆるめたりして、厚さを調整してピントを合わせますが、ネコの水晶体は大きいので、調整が難しく、ぼやけて細かいところは見えません。
一方で、動くものをみる力は優れています。網膜には動きを感じる細胞が多くあり、すばやく動く獲物をつかまえるのが得意です。色は、青と緑は見分けられますが、赤はできないといわれています。
また、網膜の裏には、光を反射する細胞の層の輝板があり、目の中に入る光の量を増やすことができます。このため、ネコは人が必要な6分の1の光で獲物を確認できるといいます。暗がりの中でネコの目が光っていたり、写真をとると光って写ったりするのは、光が輝板に反射しているからです。
また、目の中に入る光の量を調整する瞳孔(黒目)の部分は、暗がりでも光を取りこめるように目の最大90%まで広がり、明るいところでは目を守るために縦長に細くなります。
人が聞き取れない音も
聴力は、人間が聞き取れない高い音も聞こえます。ネコの聞き取れる音の高さ、最高周波数は6万5000ヘルツです(人間は2万ヘルツ)。耳は前や左右に向きを変えることができ、どこから音がでているのかを知る能力が高く、獲物の居場所や危険を察知することができます。【毎日小学生新聞編集部】
(毎日小学生新聞2015年5月3日掲載)
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