社会保障制度には、社会保険、社会福祉、公的扶助、公衆衛生の四つの柱があります。それぞれ「困ったこと」の中身に対応します。
社会保険には、病院にかかる時に使う「医療保険」(一般に「健康保険」と呼ばれます) のほか、主に高齢者向けでは「年金保険」や「介護保険」があります。社会福祉には、児童手当なども含まれます。仕事ができず生活に困ってる人など援助する「生活保護」は公的扶助にあたります。乳幼児に受ける予防接種は、公衆衛生の一つです。こうした制度は日本国憲法25条で定める全ての国民が「健康で文化的な最低限度の生活を営む権利」に基づいています。
増える社会保障給付費
サービスを受けるのに必要なお金は誰が支払っているのでしょうか。病院で診察を受けると患者は窓口でお金を支払いますが、支払うのはかかった医療費の一部(年齢などにより、1~3割)です。残りのお金は、患者が加入している公的医療保険(税金や社会保険料)から支払われます。みんながお金を出し合って、支え合う――。この仕組みが社会保障制度の骨格です。
「支え合い」にかかるお金は社会保障給付費と呼ばれ、増え続けています。新型コロナウイルス感染症にかかる費用の減少で、2021年度に比べ減りましたが、2022年度は約138兆円で、国民1人当たり 110万3100円でした。全体の40%に当たる約56兆円が年金に使われています。
高齢化の進行に伴い、社会保障給付費は、今後も 膨らんでいきそうです。2040年度には190兆円になると予測されています。
「2025年版ニュース検定 公式テキスト&問題集「時事力」基礎編(3・4級対応)」より
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ニュース検定とは?
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「ニュース時事能力検定試験」(略称、ニュース検定)は、ニュースを読み解く力を多くの人に身につけてほしいと、日本ニュース時事能力検定協会(養老孟司・名誉会長)や毎日教育総合研究所、各地の新聞社が共催して、年3回実施しています。
1級~5級まで6段階ありますが、4級は主に中学生以上、3級は中高校生以上が対象です。3・4級対応の『ニュース検定 公式テキスト&問題集「時事力」基礎編(3・4級対応)』は、「脱炭素社会への道のり」「社会保障のこれから」「核兵器と向き合う世界」など22のテーマについて、グラフや図解を多用して最新ニュースをわかりやすく解説しています。また、「時事力Basic」でそもそもの基礎知識を身につけることができます。
4級と3級の検定問題は四つの選択肢から一つを選ぶ方式。各45問の約6割はこの本から出題されます。
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