まだ食べられるのに、食べ残されたり売れ残ったりして捨てられてしまう食べ物を「食品ロス(フードロス)」といいます。日本では2022年度、472万トンの食品ロスが生じたとみられます。日本人一人一人が毎日、おにぎり約1個分のご飯を捨てている計算です。
食品ロスは大きく分けて、店や工場から出る分(事業系)と、家庭から出る分(家庭系)が半分ずつです。政府は2030年度までに、2000年度と比べてそれぞれ半分に減らすという目標を掲げてきました。さまざまな取り組みがなされた結果、事業系について2022年度、前倒しで目標が達成されました。
事業系の食品ロスを減らすための取り組みとして具体的には、食品メーカーが容器を改良して、賞味期限を長くする▽店の棚から食品を取る際に、手前にあるものから取る「てまえどり」を客に呼びかける――などがあります。
一方、家庭系の食品ロスを減らす取り組みも重要です。食品を食べ切れずに捨ててしまうことがないよう、買い物をする前に冷蔵庫の中身を確認する▽野菜の皮をむくときに、食べられる部分までむかないようにする――などの工夫があります。
「2025年版ニュース検定 公式テキスト&問題集「時事力」基礎編(3・4級対応)」より
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ニュース検定とは?
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「ニュース時事能力検定試験」(略称、ニュース検定)は、ニュースを読み解く力を多くの人に身につけてほしいと、日本ニュース時事能力検定協会(養老孟司・名誉会長)や毎日教育総合研究所、各地の新聞社が共催して、年3回実施しています。
1級~5級まで6段階ありますが、4級は主に中学生以上、3級は中高校生以上が対象です。3・4級対応の『ニュース検定 公式テキスト&問題集「時事力」基礎編(3・4級対応)』は、「脱炭素社会への道のり」「社会保障のこれから」「核兵器と向き合う世界」など22のテーマについて、グラフや図解を多用して最新ニュースをわかりやすく解説しています。また、「時事力Basic」でそもそもの基礎知識を身につけることができます。
4級と3級の検定問題は四つの選択肢から一つを選ぶ方式。各45問の約6割はこの本から出題されます。
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