近年、ヤングケアラー(*)の存在や、支援の必要性が知られるようになりました。
子どもは、心身が発達し、学業や人間関係の築き方などを習得して成長していく途中にあります。その時期に重いケアの負担を抱えると、勉強や遊びの時間が取れなくなったり、睡眠時間が短くなったりして、自身の成長や進路に大きな影響を受ける恐れがあります。
しかし、国が2022年に行った実態調査では、家族の世話を担う子どもが「家族の世話をするのは当たり前だ」「特に大変さを感じていない」と答えるなど、負担の重さや生活への影響に無自覚な様子が明らかになりました。
2024年には「ヤングケアラーは国や地方自治体が支援に努める対象だ」と法律に明記されました。こども家庭庁を中心として、手厚い支援に取り組むことが期待されます。
法律では「家族の介護や世話を過度にしている子ども・若者」が支援対象と定められました。しかし、どこからが「過度」かを決める線引きは難しいため、子ども一人一人の事情に応じた支援が求められています。
*ヤングケアラー 障害や病気のある身近な家族の介護や世話をしている子どものことを指します。大人の代わりに料理や洗濯をしたり、高齢の家族や兄弟の世話をしたりします。
「2025年版ニュース検定 公式テキスト&問題集「時事力」基礎編(3・4級対応)」より
**毎週水曜日、金曜日に配信予定**
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ニュース検定とは?
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「ニュース時事能力検定試験」(略称、ニュース検定)は、ニュースを読み解く力を多くの人に身につけてほしいと、日本ニュース時事能力検定協会(養老孟司・名誉会長)や毎日教育総合研究所、各地の新聞社が共催して、年3回実施しています。
1級~5級まで6段階ありますが、4級は主に中学生以上、3級は中高校生以上が対象です。3・4級対応の『ニュース検定 公式テキスト&問題集「時事力」基礎編(3・4級対応)』は、「脱炭素社会への道のり」「社会保障のこれから」「核兵器と向き合う世界」など22のテーマについて、グラフや図解を多用して最新ニュースをわかりやすく解説しています。また、「時事力Basic」でそもそもの基礎知識を身につけることができます。
4級と3級の検定問題は四つの選択肢から一つを選ぶ方式。各45問の約6割はこの本から出題されます。
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