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【ニュースがわかる2024年5月号】巻頭特集は10代のための地政学入門

ベルマークの仕組み

みなさんの学校では「ベルマーク」を集めていますか? ベルマークは、食品や文房具などさまざまな商品についている鐘のマーク。このマーク、切り取って集めた後は一体何に使われるのでしょうか。

ベルマークは、教材や設備が足りない学校を応援するために1960年に始まった活動で、誰でもマーク集めから参加できるボランティアです。みんなが買った商品についているマークをベルマーク運動に参加している学校や施設・団体に贈り、そこからベルマーク教育助成財団に送ると、1点=1円で計算した金額が「ベルマーク預金」になり、お金のように商品を購入できます。

マークは、運動に協賛している約50社の商品についていて、点数は0.5点や1点など、マークによって異なります。1枚の点数は低くても、みんなが集めた点数の合計に応じて、運動に協力している会社から学校の活動で必要なものを買うことができる仕組みです。例えば絵本、ボール、防災グッズ、デジタルカメラ、大きなものではグランドピアノまで、さまざまな商品から選ぶことができます。

個人でマークを集めても預金にすることはできませんが、ベルマーク運動に参加している学校や団体に贈ったり、財団に直接マークを贈ることで、支援が必要な学校が備品を購入する助けになります。さらに、ベルマークで学校に必要なものを買うと、買った代金の10%がベルマーク財団に寄付され、そのお金で発展途上国の学校に図書室を作ったり、日本人学校へ教材や備品を送るなど、海外の学校の子どもたちにも役立てられています。(編集部)