「戦後80年企画」80年前の子どもたち【ニュースがわかる8月号】

伸び悩む投票率  「ニュース検定」がわかりやすく説明

 内閣総理大臣(首相)を約3年間務めた岸田文雄氏に代わり、石破茂氏が2024年10月、首相に就任しました。石破氏は第二次世界大戦後で最も早い就任8日後に衆議院を解散し、10月中に衆院選が行われました。

 投票率は戦後3番目に低い 53.85%でした。有権者の約半数が自らの意思を示す機会を放棄した形です。衆院選は5回連続で50%台と伸び悩み、特に選挙権年齢の引き下げ後も10~20代の若者の投票率が全体を下回ってきました。少子高齢化で若者は高齢者より人数が少なく、そのうえ投票率も低いと、政治に若者の意見は届きにくくなってしまいます。

 低い投票率の背景には、政治への無関心があると言われます。しかし、例えば2009年の衆院選では投票率が69.28%と高く、政権交代が起きました。選挙には、特に有権者が強い関心を示すことで、政治に変化を生む力があります。

   「2025年版ニュース検定 公式テキスト&問題集「時事力」基礎編(3・4級対応)」より

**毎週水曜日、金曜日に配信予定**


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ニュース検定とは?

画像をクリックすると「ニュース時事能力検定試験」公式HPにジャンプします

 「ニュース時事能力検定試験」(略称、ニュース検定)は、ニュースを読み解く力を多くの人に身につけてほしいと、日本ニュース時事能力検定協会(養老孟司・名誉会長)や毎日教育総合研究所、各地の新聞社が共催して、年3回実施しています。 
 1級~5級まで6段階ありますが、4級は主に中学生以上、3級は中高校生以上が対象です。3・4級対応のニュース検定 公式テキスト&問題集「時事力」基礎編(3・4級対応)は、「脱炭素社会への道のり」「社会保障のこれから」「核兵器と向き合う世界」など22のテーマについて、グラフや図解を多用して最新ニュースをわかりやすく解説しています。また、「時事力Basic」でそもそもの基礎知識を身につけることができます。 

 4級と3級の検定問題は四つの選択肢から一つを選ぶ方式。各45問の約6割はこの本から出題されます。 

次回の検定はいつなの?

 「ニュース検定」で次回の検定日や、お近くの試験会場などご覧いただけます。 

ニュース検定の問題に挑戦してみよう!

公式サイトで模擬問題や過去問題を公開しています。力試しをしてみましょう。

https://www.newskentei.jp/question.php