大阪・関西万博まるわかりガイド【月刊ニュースがわかる7月号】

過疎化でどうなる?  「ニュース検定」がわかりやすく説明

 過疎化は人口が極端に減り、生活に必要な地域の仕組みが損なわれることです。産業が衰え、商店がなくなるなどとして、税金を支払う住民や企業が減ると、地方自治体の税金収入が減ります。すると、税金でまかなってきた行政サービスを十分に維持できなくなります。

 学校や病院の統廃合、鉄道やバス路線の廃止などすぐに困る問題に加え、道路や水道などの生活を支える施設(インフラ)の老朽化が深刻な問題です。古い水道管の改修はあきらめ、水をタンク車で運ぶことにした地域もあります。2024年1月の能登半島地震では道路や水道管が各地で壊れ、過疎地の災害への弱さが浮き彫りになりました。 

 また、人が入らなくなった山林や田畑が荒れ、クマなどの被害を増えた地域もあります。祭りなど行事や伝統工芸など、地域の文化を受け継ぐことが難しくなった地域もあります。

   「2025年版ニュース検定 公式テキスト&問題集「時事力」基礎編(3・4級対応)」より

**毎週水曜日、金曜日に配信予定**


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ニュース検定とは?

画像をクリックすると「ニュース時事能力検定試験」公式HPにジャンプします

 「ニュース時事能力検定試験」(略称、ニュース検定)は、ニュースを読み解く力を多くの人に身につけてほしいと、日本ニュース時事能力検定協会(養老孟司・名誉会長)や毎日教育総合研究所、各地の新聞社が共催して、年3回実施しています。 
 1級~5級まで6段階ありますが、4級は主に中学生以上、3級は中高校生以上が対象です。3・4級対応のニュース検定 公式テキスト&問題集「時事力」基礎編(3・4級対応)は、「脱炭素社会への道のり」「社会保障のこれから」「核兵器と向き合う世界」など22のテーマについて、グラフや図解を多用して最新ニュースをわかりやすく解説しています。また、「時事力Basic」でそもそもの基礎知識を身につけることができます。 

 4級と3級の検定問題は四つの選択肢から一つを選ぶ方式。各45問の約6割はこの本から出題されます。 

次回の検定はいつなの?

 「ニュース検定」で次回の検定日や、お近くの試験会場などご覧いただけます。 

ニュース検定の問題に挑戦してみよう!

公式サイトで模擬問題や過去問題を公開しています。力試しをしてみましょう。

https://www.newskentei.jp/question.php