私たちの暮らしに身近な公害も、環境問題の一つです。大気汚染、水質汚濁、土壌汚染、騒音、振動、地盤沈下、悪臭は法律で「典型7公害」と定められています。
日本では、開発と経済発展が優先された1950~60年代に、水俣病、新潟水俣病、イタイイタイ病、四日市ぜんそくの「四大公害病」が確認されました。原因は工場などが排出した有害物質を含む排水や煙で、これらが環境を汚染して人々をむしばみました。患者は偏見にもさらされ、今も多くの人が苦しんでいます。
アスベスト(石綿)は、きわめて細かい繊維状の天然鉱物です。火に強く、熱を通しにくいため、かつて建物の耐火材や断熱材として使われました。しかし、吸い込むと肺がんなどを発症する危険性があり ます。2012年までに販売や使用が全面禁止されましたが、既に健康被害が出ています。また、肺がんなどを発症するまでの潜伏期間が長く、被害者の数は今後増えるといわれています。いまも古い建物の中に残り、解体・改装によって飛び散る心配もあります。
次回は12月18日に配信予定です。
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ニュース検定とは?
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「ニュース時事能力検定試験」(略称、ニュース検定)は、ニュースを読み解く力を多くの人に身につけてほしいと、日本ニュース時事能力検定協会(養老孟司・名誉会長)や毎日教育総合研究所、各地の新聞社が共催して、年3回実施しています。
1級~5級まで6段階ありますが、4級は主に中学生以上、3級は中高校生以上が対象です。3・4級対応の『ニュース検定 公式テキスト&問題集「時事力」基礎編(3・4級対応)』は、「脱炭素社会への道のり」「社会保障のこれから」「核兵器と向き合う世界」など22のテーマについて、グラフや図解を多用して最新ニュースをわかりやすく解説しています。また、「時事力Basic」でそもそもの基礎知識を身につけることができます。
4級と3級の検定問題は四つの選択肢から一つを選ぶ方式。各45問の約6割はこの本から出題されます。
次回の検定はいつなの?
「ニュース検定」で次回の検定日や、お近くの試験会場などご覧いただけます。
ニュース検定の問題に挑戦してみよう!
公式サイトで模擬問題や過去問題を公開しています。力試しをしてみましょう。