推しの城 おもシロ ランキング【月刊ニュースがわかる2月号】

お金に縁のある人になるために、まずは「信頼貯金」を増やすことから始めよう

人を変えるのも、未来を変えるのも、日々の小さな習慣の力です。お金を稼ぐ力や、お金を遣う力も、日ごろの習慣によって養われるもの。毎日の小さな習慣で自分を整え、磨いていくことがお金の不安をなくし、今を楽しむことにつながります。この記事では、有川真由美氏のベストセラー書籍『お金の不安がなくなる小さな習慣』から、お金への安心感を得るために、今日から実践してほしい習慣をご紹介します。

 お金は「信頼」によってこそ動く

 お金に縁のある人は「お金」よりも人との「信頼関係」を大切にします。なぜなら、「信頼」こそが、仕事や生活を一緒に営む基盤。信頼できる関係があってこそ、つき合うことができるし、お金も健全に動くのです。

 信頼される人とは、「この人なら大丈夫」と信じて頼れる人。白井は一朝一夕につくれるものではなく、貯金のように”小さな行い”によってコツコツたまっていきます。

 仕事であれば、顧客に別なお客を紹介してもらったり、困ったときは同僚に助けられたり、失業しても取引先からオファーされたり……と、お金以上の恩恵があるもの。つまり”信頼貯金”がたまるほど、生きやすくなるわけです。

  「小さな約束」ほど守るよう心がけよう

 ”信頼貯金”をふやすためにまず心がけるべきは、「小さな約束ほど守る」という習慣。大きな約束は「できなくてもしょうがないか」と思われますが、小さな約束が守られないと、「簡単にできることなのに」と失望されます。

 反対に、小さな約束をちゃんと守ってくれる人は、「自分を大事にしてくれる」と喜ばれるのです。「折り返し電話するね」と言ったら電話する。「資料送ります」と言ったら送る。「その仕事、やっときます」と言ったら、すぐにやる……というように。

 家族や友人との約束も大切です。約束を守らず、ドタキャンしたり、頼まれたことを放置したりしていると、摩擦もふえて、最後は期待されなくなるでしょう。

 言っていることと、やっていることがチグハグだと不信感が生まれます。裏表がある、嘘をつく、見栄を張る、ごまかすなどで”信頼貯金”は一気に目減りします。

「守れない約束はしない」のも約束を守るコツ。「今度、ゴハンでも」「行けたら行きます」といった社交辞令も、言葉軽くて不信感を生むもと。礼儀をわきまえつつ、正直で、誠実でいることが、信頼のベースだと思うのです。

有川 真由美(ありかわ・まゆみ)
作家、写真家。鹿児島県姶良市出身。化粧品会社事務、塾講師、衣料品店店長、着物着付け講師、ブライダルコーディネーター、フリー情報誌編集者など、多くの職業経験を生かして、働く女性へのアドバイスをまとめた書籍を刊行。約50カ国を旅し、旅エッセイも手掛ける。著書はベストセラー「感情の整理ができる女(ひと)は、うまくいく」「30 歳から伸びる女(ひと)、30歳で止まる女(ひと)」「仕事ができて、なぜかうまくいく人の習慣」(PHP研究所)他、「感情に振りまわされない ― 働く女(ひと)のお金のルール」(きずな出版)、「好かれる女性リーダーになるための五十条」(集英社)など多数。

お金の不安がなくなる小さな習慣

この本は財テクや仕事術、節約術が書いてある本ではありません。
「お金の不安をなくし、安心して生きていくためにはどうすればいいか?」ということだけにフォーカスして、賢いお金の「遣い方」「稼ぎ方」「貯め方(活用の仕方)」「人とのつき合い方」「時間の使い方」「暮らし方」「考え方」の習慣が書いてあります。
もし、あなたがこの本にある習慣をひとつでも実行すると、いつもより少しばかり心とお財布に余裕が出てくることでしょう。