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【ニュースがわかる2024年5月号】巻頭特集は10代のための地政学入門

歩き慣れた通学路で巻き込まれる交通事故に注意!

6月28日午後、千葉県八街市でトラックが道路脇の電柱に衝突したあと、正面から歩行中の小学生の列に衝突しました。この事故で、児童5人がはねられ、死傷したことは記憶に新しいと思います。

 児童が通学している小学校の先生の話によると、「子どもたちは、通学路を一列で安全に気をつけながら歩行していたはず」とのことです。

 予期せぬ事故に巻き込まれるリスク(危険)はあります。

 下のグラフは、警視庁が発表した「令和2年中の小学生の交通人身事故発生状況」の一部です。

グラフ1】は、「自宅からの距離別発生件数の割合」(警視庁・令和2年中)で、事故全体の6割は、自宅から近い500メートル以内で発生しています。

グラフ2】は、「違反別発生件数の割合」(警視庁・令和2年中)で、事故全体の7割近くは、歩行者に交通違反はありませんでした。

 今回の事故は、道幅が狭い、歩道が整備されていない、さらに交通量が多い場所で発生しました。このような危険な場所では、どのような事故が起きるか、どのようにしたら被害から免れることができるか、ご家庭で話し合ってみましょう。そして、万一に備えて、傷害保険などの損害保険に加入しているか確認しておくと良いでしょう。(取材協力:日本損害保険協会)