【ニュースがわかる2024年11月号】巻頭特集は世界が注目! アメリカ大統領選

スマホが変えた!?
中国的デジタル生活【中国がわかる】

「ニュースがわかる特別編 中国がわかる」が発売中です。
1972年9月の日中国交正常化から50年がたちました。中国の悠久の歴史を振り返りながら、今に至るまでの日中関係を、経済データや中国人と日本人のエピソードからたどります。
今回は「ニュースがわかる特別編 中国がわかる」から一部をチラ見せします。

 スマートフォンの出荷台数で中国がアメリカを抜き世界1位になったのは2011年。手ごろで高機能を搭載したスマホや超高速・大容量の5G通信の登場で、中国人の生活とデジタルは切り離せないものになりました。ゲームやSNSを例に中国のデジタル生活を見てみましょう。

あのゲームも?「中国発」が大人気

 「王者栄耀」「原神」・・・。名前にきき覚えのあるゲーム、実は中国のゲーム会社が開発したって知っていましたか?

 アメリカの調査会社センサータワーによると、2022年上半期の世界モバイルゲーム売上高ランキングで、1位がテンセントの「王者栄耀」、2位も同社の「PUBG MOBILE」、3位はmiHoYoの「原神」。中国勢がトップ3を独占しました。miHoYoは漫画やアニメなどオタク文化に影響を受けた中国の大学生3人が設立した会社です。「萌え系」と呼ばれるかわいいキャラクターが中国でも大人気です。

遊びたいけど遊べない・・・ ゲーム規制に不満の声

 2021年8月、中国政府は18歳未満の未成年者に対して、インターネットゲームの利用を制限する通知を出しました。実名による利用登録のほか、ゲーム企業にはサービス提供時間の制限を強めるよう求めています。ゲームで遊べる時間は金、土、日曜と祝日の夜8時から9時のわずか1時間に。親は歓迎する一方、子どもたちからは不満の声が上がっています。

 中国政府は夜の消費を促進する「ナイトタイムエコノミー(夜間経済)」を奨励しています。ナイトマーケットで味わう屋台グルメのほか、ナイトクルーズ、テーマパークのナイトツアーも人気が高まっています。政府が消費促進の政策を打ち出したことで、大規模な商業都市では夜のにぎわいを取り戻しつつあります。中国の調査会社「艾媒諮詢」によると、2022年のナイトタイムエコノミーの規模は40兆元(約800兆円)超と予想され、さらに成長するとみられています。

 「ニュースがわかる特別編 中国がわかる」は、今の中国社会や中国の人々の暮らしを、写真やイラスト、図、そして漫画で紹介します。新聞やテレビの情報だけでは知ることのできない中国情報が満載! 中国を知るための初級入門書として、どなたにも読みやすいふりがな付きで、小学生からシニアまで幅広い年齢層にお楽しみいただけます。

紹介した本はコチラ

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Newsがわかる特別編 中国がわかる

出版社:毎日新聞出版 定価:800円

本書の目次

◎日中国交正常化50年 パンダブーム
◎インタビュー タレント・段文凝さん
 元フィギュアスケート日本代表・高橋成美さん
◎日本と中国の比較

・中国の歴史
・まんが 王くんの1日
・Z世代が注目
・チャイナナウ
・中国のグルメ
・日本と中国
・中国の社会
・中国アウトライン