【ニュースがわかる2024年7月号】巻頭特集は「沸騰」する地球の未来

ニュースっておもしろい!学び深発見 国や時代で「らしさ」も変わる

本誌巻頭特集では、ジェンダー平等をめざすための取り組みや、日本の現状について学びましたね。ここでは改めて身近なジェンダー平等についてタッキー先生と一緒に考えてみましょう。

Aさん:この前、おばあちゃんが「最近は洗濯洗剤のCMに男性タレントが出演しているのね~」って驚いていたから、こっちがビックリしちゃった。昔だったら考えられないんだって。

Cさん:うちは洗剤を買ってくるのはお父さんだよ。洗濯して干すところまでがお父さん、取り込むのがお母さんの担当なんだ。お父さん、研究熱心だから、しょっちゅう洗剤の種類が変わるの

Bさん:うちのお母さんは、〝料理上手なお父さん〟が出てくるCMを見ると、「うらやましいなあ」って言ってたの。でも、お父さんの在宅ワークが増えて、自然に一緒にごはんの準備をするようになったよ

タッキー先生:先生は大学生の時、社会学のゼミでCMについて調査したことがあるよ。当時は〝男性は外で仕事、女性は家を守る〟という社会的なイメージが強かった時代で、化粧品や家電などのCMも圧倒的に女性が主役のものが多かったんだ。そこから一歩ずつ変わって、夫婦で家事を分担することも増えて、「ジェンダー」という言葉が浸透してきたんだね

Aさん:CMも時代によって変わるんだね。それにしても「ジェンダーギャップ指数」が日本は146カ国中116位って低すぎでしょ。でもさ、識字率や初等教育などの「教育」分野では1位なんだよ! 

Bさん:えっ、そうなの!? 本当だ、それなのに「経済」分野が121位で、「政治」分野が139位なのか~。バランスが悪すぎるね。13年も1位のアイスランドってどんな国なんだろう、行ってみたいな

Cさん:ジェンダー平等もSDGsも大人に任せていられないっていう気持ちになってきた。まずは私が学級委員長に立候補しよう! 将来は宇宙飛行士もいいけど、市長や社長になるのもいいかもね

タッキー先生からの一言:その意気でがんばって! ジェンダーは文化の中でつくられてきたもので、国や地域、時代によっても変わるもの。自分の当たり前がほかの人の当たり前とは違うかもしれない」ということを意識してほしいな。性別にかかわらず、いろいろな考え方、感じ方をする人がいることを理解して認め合うことが、ジェンダー平等の実現につながっていくと思うよ。

協力/日能研 イラスト/しばさきとしえ