【ニュースがわかる2024年7月号】巻頭特集は「沸騰」する地球の未来

建てないから壊さない「移動型ホテル」が変える建築の概念【起業家から君へ】

話をきいたひと 山中拓也(やまなか たくや)さん BLANC代表取締役社長CEO

週刊エコノミストで連載中の「挑戦者2022」。優れたアイデアや斬新なサービスで世の中を良くしようとする企業の取り組みを紹介しています。本サイトでは、誌面で紹介された「挑戦者」たちがどんな子どもだったのかを聞きました。※エコノミストオンライン「挑戦者2022」はこちら

「建てて壊す」から「設置して移動する」へ。トレーラーハウス型ホテルから、建築の概念を変える。

トレーラーハウス型ホテルの運営と、トレーラーハウス「Movilla(モビラ)」の開発をしています。2023年には山梨県富士吉田市で、Movillaを使った全19室の「BLANC FUJI」を開業予定です。

日本の国土の15%は自然公園で、建築制限などさまざまな規制がかけられています。こうした場所こそ風光明媚(めいび)で、貴重な観光資源でもある。豊かな自然を守り、生かす、この二つを両立させるために、建築確認申請の不要なトレーラーハウスを採用しています。

トレーラーハウスは、道路運送車両法で全長12メートル、幅2.5メートル、高さ3.8メートル以内、重さにも上限が設けられています。それだけに、従来品には簡易な「仮設住宅」というイメージが根強くありました。当社は、限られた条件下で、防音、断熱、防湿効果を極限まで高めた、快適な空間作りを実現させました。

こだわっている点は、いくつもあります。一つは幅2650ミリメートル×高さ1350ミリメートルの窓。この比率は、当社のロゴデザインにもなっています。トレーラーハウスのメリットは、窓からの風景がもっとも美しく見えるように位置を調整できること。窓を大きく取って自然との境界をなくすよう工夫しています。

■こどもの頃はどんな性格でしたか?

集団行動が苦手で、先生によく怒られていました。今でも苦手です(笑)。

■こどもの頃の夢を教えてください。

プロ野球選手→学校の先生→パティシエという風に変わっていきました。

■こどもの頃によく読んでいた本があれば教えてください。

生き物の図鑑やハリーポッターシリーズなどが好きでよく読んでいました。

■仕事をしていてよかったこと、大変だったことを教えてください。

この仕事をしていなければ出合わなかった人との出合いです。大変なことは、コロナ渦で会社とスタッフを守っていくことです。

■子どもたちにメッセージをお願いします。

同世代の経営者と話していると、うまくいっている人ほど、ハチャメチャな子供時代を過ごしている人が多いです。人と違っていることは、将来必ず強みになります。
学校の勉強以外の楽しいと思うこと、興味があることに夢中になってほしいです。