今年も残りわずか。今年一年間あったことを、お父さん、お母さんに話してみながら、今年あったことを振り返ってみませんか?
今回は、子ども達に強く優しく生きるための技法をマンガを添えて紹介している書籍『マイルール 自立のすすめ』(毎日新聞出版)より、一部を抜粋してお届けします。
4月にあなたが1つ上の学年になった時から、
早いものでもう9ヶ月がたとうとしている。

絵・朝倉世界一
今年ももうすぐ終わりだね。
いまの学年になってから、いろいろなことがあったと思う。
クリスマスもい過ぎると、大掃除やお正月の飾り付けを
手伝ったり、大みそかに年越しそばを食べたり、忙しい年末が残っている。
今年をきちんと追え、来年を新しく迎える準備をしながら、
今年の自分をじっくり振り返るのは、とてもいいことだと思うよ。
もちろん、お手伝いをしながら、お父さんやお母さんと
「今年は○○だったね」
「来年はもっとこうなるといいな」
などと話すのも、いい。

絵・朝倉世界一
そうして、一年前よりも一つ大きくなった自分を確認したり、反省したりしてみよう。来年は、また一つ大人に近づけるように。
毎年、年の暮れに一年を振り返ると、小学生のころの一年一年、その後の一年一年はどれも同じように大切だったと思う。それらの一年が積み重なっていまの私があることや、一年一年、人生の喜びが深くなっていくことを、いつも思うんだ。あなたがたも、また次の一年を大切に過ごして欲しい。

紹介した本はコチラ

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マイルール 自立のすすめ
未来のために「しくみ」を問う
著者:辰巳 渚(著), 朝倉 世界一 (絵) 出版社:毎日新聞出版 定価:1,430円
著者プロフィール
辰巳渚(たつみ・なぎさ)
1965年生まれ。お茶の水女子大学文教育学部卒業。文筆家。現代における豊かで生きやすい暮らしの秩序を考え、提言しつづけている。その実践の場として、2007年度から「家事塾」を主宰。また家庭教育に関心が高く、子ども環境アドバイザーとしても活動している。(本書プロフィールより)
朝倉世界一(あさくら・せかいいち)
1965年生まれ。東京都出身の埼玉育ち。アルバイト先の雑誌編集部でイラストを描き始めて、88年に『おさるでグラッチェ』、『山田タコ丸くん』で漫画家デビュー