注目キーワード
  1. 中学受験
  2. 社会
  3. イベント
  4. SDGs
【ニュースがわかる2024年5月号】巻頭特集は10代のための地政学入門

うんち新聞8月号

おなかの健康を考えるヒントをイチジク製薬がお届けします。

いまマンホールカードが熱い!

全国のさまざまな「マンホールふた」のデザインを紹介している「マンホールカード」を知っていますか?マンホールは、私たちがトイレで流したうんちなど、汚れた水が流れる下水道への入り口。そのふたが注目を集め、マンホールカードのコレクターが増えています。人気の理由を探ってみましょう。

下水道の入り口、マンホール その「ふた」に注目

 道路でよく見る丸い形のマンホールふたには、全国さまざまなデザインがあります。その土地にゆかりのある名所や名物、アニメやご当地のキャラクターなどが描かれていて、訪ね歩くファンもいるほどの人気。そんなマンホールふたの写真やデザインの由来、設置されている場所などを紹介しているのがマンホールカードで、下水道広報プラットホームという組織と全国の都道府県や市町村が共同で制作しています。

 マンホールカードが誕生した理由は、下水道と関係があります。マンホールの下にある下水道は、私たちの暮らしになくてはならない大事な設備ですが、地下にあるので普段あまり意識することなく、「くさい、汚い」というイメージを持っている人も少なくありません。そこで、身近なマンホールふたをきっかけに、楽しみながら下水道に関心を持ってもらうために生まれました。2016年からおおよそ年3回、毎年新しいカードが発行され、その数はこれまで(※)837種類にものぼります。

 カードの配布場所は、そのマンホールふたのある自治体が設置した1か所のみ。市役所や下水道関連施設、観光案内所などで、1人1枚無料でもらえます。ふたのデザインだけでなく、「同じ地域」「キャラクターの絵がら」など、自分の好きな集め方を楽しめるのも魅力です。自分のまちにどんなマンホールふたがあるのか、調べてみるのも面白いかもしれません。

※2022年6月現在。8月上旬に第17弾として約35種類が発行予定。

マンホールは何のためにある?

 下水道のマンホールは、地下に埋められている下水道管の点検や管理をするために、人が出入りする穴のこと。ふたに「汚水」の文字があれば、その下にはトイレや台所で使い終わった水が流れていることを示します。ふたが丸いのはマンホールの中に落ちるのを防ぐためで、大きな車の重さにも耐えられるとても上部なつくりです。勝手に開けたり盗まれたりしないように、専用の工具でしか開けられない鍵がついています。