来年の中学受験も人気になりそうですが、この時期は受験勉強に力が入る頃です。同時に志望校を絞る時期でもあります。学校選びはいつでも迷うものです。そんな時に役立てたいのがエキスパートの意見。「サンデー毎日」と大学通信は首都圏の学習塾の塾長・教室長に緊急アンケートを実施。289学習塾がオススメする中学校はどこか、ランキングでご紹介します。
表2の「面倒見が良い」を見ていこう。トップは12年連続で京華だ。2位は常総学院、3位は帝京大、4位は桐光学園だった。京華は120年以上の伝統ある男子校で、面倒見の良さには定評がある。学習塾の評価を見ても「先生と生徒の距離が近く、アットホームな様子で生徒に寄り添っている」「生徒一人一人に合わせた進路指導と学力を伸ばすフォロー体制がある点」「丁寧な指導によって大学合格実績を上げているから」などだ。補習授業も多く、落ちこぼれを出さない教育に力を入れている。
2位の常総学院の学習塾からの評価は「英語教育などきめ細かくグループ分けした指導」「課外指導や時間外の個人指導が熱心なこと」などだ。少人数を活かしたマンツーマンに近い教育が人気のようだ。安田さんはこんな見方をする。「表中の多くの学校が高校募集をしており、中学の生徒数が少ないことも面倒見の良さにつながっており、高評価なのでしょう」【大学通信・安田賢治】
(「サンデー毎日」2021年10月3日号より)
次回特集は10月28日配信予定です