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【ニュースがわかる2024年5月号】巻頭特集は10代のための地政学入門

スクールエコノミスト2023 WEB【三田国際学園中学校編】

ISCのゼミナール型教育で論理的思考力と実践力を養う

 ISCでは2年次からさらに進化したサイエンス教育として、「基礎ゼミナール」が始まる。研究グループは「言語と文学とアート」「個人と社会」「数学とコンピュータ科学」など文理問わず幅広い。生徒たちは自ら選んだテーマを2年間研究することで、学問分野を超えた広い視野を持って教養・専門知を深め、論理的思考力を養うことができる。

 高校課程になると、「Liberal Arts」がスタートする。これは「子どもの貧困」など自分の関心のあるテーマを選び、企業や大学、NPOなどと協働しながら海外研修と組み合わせて、フィールドワークを行い、課題解決に挑む取り組みだ。

 こうした学びは実社会における課題に対する実践力だけでなく、教養・専門知を深め、論理的思考力をさらに高めていく。

最先端の設備機器を備えたラボで高いレベルの研究を行うMSTC

 MSTCは、サイエンス研究に特化したクラスだ。インターナショナル教育とサイエンスの基礎を学んだ後に専門性を深める研究をすることで創造的な発想の素地が培われる。

 中2から始まるゼミナール型の研究教育である「基礎研究α」では、「生物を考える」「科学を哲学する」「データと遊ぼう」などの講座があり、自ら調査・研究を行い、紀要にまとめる。これは高校課程の「基礎研究β」へと発展的に継続される。

 また同校のサイエンスラボとカルチャーラボには大学や企業研究所レベルの設備・機材が備えられている。こうした恵まれた環境で、生徒一人ひとりが立案し研究を進めていく学びの中で、自ら作成した研究計画書「視覚的認知と計算障害の関係性」が認められ、東京大学との共同研究を行う生徒や、抗生物質生産菌の画像による分析研究をAI関連企業とコラボする生徒、プログラム解析で遺伝子変異の予測をする生徒などすでに学外でも存在感を示す、高いレベルの研究をしている生徒も多い。  常に“研究者たる姿勢で学べ”と提唱し続けてきた三田国際。生徒たちはその才能を大きく開花させている。今後どんな人材を輩出していくのか、楽しみな学校だ。(文/佐久間香苗)

 

●学校データ

所在地       〒158-0097 東京都世田谷区用賀2-16-1

TEL        03-3700-2183

学校公式サイト   http://www.mita-is.ed.jp

海外進学支援    有

帰国生入試     有

アクセス

用賀駅(東急田園都市線)徒歩5分

成城学園前駅(小田急線)よりバス「用賀」下車徒歩3分

国内外大学合格実績(過去3年間)

京都、北海道、東北、九州、大阪、東京外国語、東京農工、東京学芸、東京藝術、筑波、千葉、秋田(医)、岐阜(医)、横浜国立、東京都立、横浜市立、防衛、慶應義塾、早稲田、上智、東京理科、国際基督教、順天堂(医)、昭和(医)、カリフォルニア(バークレー、ロサンゼルスほか)、ミシガン、イリノイ、トロント、ブリティッシュコロンビア、シドニー、クイーンズランド、マンチェスターなど