国の働きには、「立法」「行政」「司法」の三つがあります。日本では、これらを国会、内閣、裁判所という別々の機関が担当し、チェックし合う仕組みです。これを「三権分立」といいます。国会議員は国民の選挙で選ばれ、全国民の代表として法律づくりなどを担います。国の政治の代表的なテーマは、国民全体に関係する外交、防衛などです。
これに対し、地域の政治は住民の暮らしに密着した警察や消防、福祉、教育といった仕事が中心です。地方自治体(地方公共団体)の首長(都道府県知事や市区町村長)、議会の議員がどちらも住民の選挙で選ばれ、住民代表として働きます。
(「2022年度版ニュース検定公式テキスト&問題集『時事力』入門編(5級対応)」より)
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次回は3月9日に配信予定です
「ニュース時事能力検定試験」(略称、ニュース検定)は、ニュースを読み解く力を多くの人に身につけてほしいと、日本ニュース時事能力検定協会(養老孟司・名誉会長)や毎日教育総合研究所、各地の新聞社が共催して、年3回実施しています。
1級~5級まで6段階ありますが、5級は主に小学生対象。5級対応の「公式テキスト&問題集『時事力』入門編」は、「エネルギー資源と電力」「コロナで変わる社会」「国の政治、地域の政治」など17のテーマについて、「基本のことば」「確認テスト」「練習問題」の3段階で学べ、中学入試で出題が増えた時事問題の基礎固めにぴったりです。
5級の検定問題は四つの選択肢から一つを選ぶマークシート方式です。