中国は9月3日、首都・北京で「抗日戦争(1945年まで続いた日本との戦争)勝利80年」を記念し、軍事パレードを実施しました。(「Newsがわかる2025年11月号」より)
ロシアのプーチン大統領、北朝鮮の金正恩・朝鮮労働党総書記も出席し、中国の習近平・中央軍事委員会主席(国家主席)と並んでパレードを観覧。3カ国の結束ぶりを示しました。
韓国の報道によると、3カ国のトップが公式の場で一堂に会するのは、ロシアがソビエト連邦だった時代を含め1959年以来66年ぶりのことです。習さんは「世界一流の軍隊の建設を加速させ、国家主権を守り、領土を欠けることなく統一しなければならない」と、アメリカに対抗できる軍備の増強と、台湾統一への意欲を改めて述べました。
中国政府の説明によると、パレードには1万人以上の兵士、航空機、軍用車両など数百台の地上装備が参加。26カ国の外国元首・首脳が出席しました。イランのペゼシュキアン大統領など中国、ロシアと戦略的な結びつきを深める国が目立ちました。日本やアメリカなど主要7カ国(G7)の首脳は出席を見送りました。

抗日戦争勝利80年記念行事に出席した中国の習近平国家主席(中央)とロシアのプーチン大統領(左)、北朝鮮の金正恩・朝鮮労働党総書記=中国・北京で9月3日、タス/共同
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