日本とアメリカ　関税15％で合意

アメリカのトランプ大だい統とう領りょうは７月がつ22日にち、日に本ほんとの関かん税ぜい協きょう議ぎで合ごう意いしたと自みずからのソーシャルメディアで発はっ表ぴょうしました。（「Newsがわかる2025年９月号」より）

　日に本ほんに対たいする相そう互ご関かん税ぜいを15％パーセントとする一いっ方ぽう、日に本ほんは自じ動どう車しゃやトラック、コメなどの農のう産さん物ぶつの市し場じょうを開かい放ほうするとしました。日に本ほんが5500億おくドル（約やく81兆ちょう円えん）をアメリカに投とう資し（利り益えきを得えるためにお金かねを使つかうこと）することも決きまりました。

　最さい大だいの焦しょう点てんだった自じ動どう車しゃへの関かん税ぜい率りつは15％パーセントに引ひき下さげられます。また、アメリカ産さんのコメの輸ゆ入にゅう拡かく大だいについては、日に本ほんが各かっ国こくから一いっ定てい量りょうを無む税ぜいで輸ゆ入にゅうする「ミニマムアクセス（最さい低てい輸ゆ入にゅう量りょう）」の枠わく内ないでアメリカからの輸ゆ入にゅう量りょうを増ふやします。

　トランプさんは８月がつ１日ついたちから、日に本ほんからの輸ゆ入にゅう品ひんに25％パーセントの関かん税ぜいをかけるとしていました。トランプさんは今こん回かいの投とう稿こうで「日に本ほんとの間あいだで、大おおきな取とり引ひき（ディール）を完かん了りょうした。これまでで最もっとも大おおきな取とり引ひきだ」と強きょう調ちょうしました。

　さらに「最もっとも重じゅう要ようなことは、日に本ほんが自じ動どう車しゃやトラック、コメや農のう産さん物ぶつなどで市し場じょうを開かい放ほうすることだ。日に本ほんは15％パーセントの相そう互ご関かん税ぜいを払はらうことになる」と指し摘てき。「アメリカにとって極きわめて刺し激げき的てきな瞬しゅん間かんだ。我われ々われは日に本ほんとの素す晴ばらしい関かん係けいを保たもち続つづける」と締しめくくりました。

相互関税　

　ある国が貿易相手国の関税（海外からの輸入品にかけられる税）に合わせて、自分の国の関税も同じように引き上げること。日本がアメリカからの輸入品に高い関税をかける場合、アメリカは自分の国の産業を守る目的で日本からの輸入品に同じように高い関税をかける。

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