富士山(3776メートル)の静岡県側の3本の登山道が7月10日、山開きを迎えて開通しました。(「Newsがわかる2025年9月号」より)
軽装での登山や夜通し登る「弾丸登山」など無謀な登山が問題になる中、昨年の山梨県側に続き、静岡県側でも規制を始めました。
登山希望者はスマートフォンアプリを使った登録制となり、入山料4000円の支払いと登山ルールの学習が義務づけられました。この日の登山者の中には、規制が始まったことを知らなかったり、スマートフォンの電波状況が良くなかったりして焦る人もいました。
静岡県は5月、富士登山条例を施行して学習制度などを導入。午後2時〜翌午前3時は山小屋の宿泊者を除いて入山できません。登山希望者はなるべく事前に専用アプリで個人情報の登録や学習、入山料の支払いなどを済ませます。登山口で確認される入山証も、アプリでQRコードとして発行されます。
山梨県側では7月1日、登山道の「吉田ルート」が山開きを迎えました。県は無謀な登山に対する入山規制を昨年よりも強化。5合目の規制ゲートの閉鎖を昨年より2時間早い午後2時としました。両県側とも開山期間は9月10日までです。
静岡県側の山開きで、富士山を登る登山者たち=富士山で7月10日
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富士山、静岡県側で山開き
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