リングの中心からのびる広い通りに八つの「シグネチャーパビリオン」が並びます。国内の8人が急速に変化するテクノロジーと共に歩む「わたしたち」を見つめ、「いのち輝く」とは-との問いに迫りました。(「Newsがわかる2025年7月号」より)
建物がふるえ、石ころが動
プルプルと鏡状の壁がふるえ、ミャク打つ生き物のような不思議なパビリオン(表紙の中央)を手掛けたのはメディアアーティスト、落合陽一さん。デジタル映像を浴びながら、専用アプリでスキャンした自分のアバター(分身)と対話ができます。
「ふしぎな石ころ」を手に現代アートが体感できるのは慶応大教授の宮田裕章さんによる屋外パビリオン。特殊な技術で握る人の心臓の動きを写し取った石ころがドキドキと動き、時に手を引っ張るようにして進む方向を示してくれます。
————–ここまで無料公開————–

落合さんによるパビリオン「null2」の内部

宮田さんのパビリオン「Better Co-Being」ではガイドの女性が石ころの使い方を教えてくれた
1000年後を想像
ロボット学者の石黒浩さんは、進化を極めたアンドロイド(人型のロボット)や人工知能(AI)はいのちを持ち得るか問いかけます。人間とアンドロイドが共に暮らす50年後の社会を形にした他、1000年後を想像したというエリアでは、アンドロイドが人間のような繊細な表情や指先の動きを見せ、来場者を驚かせていました。

石黒さんによるパビリオン「いのちの未来」の展示
◆その他のテクノロジー

ガンダムの世界観を体験できる「GUNDAM NEXT FUTURE PAVILION」

会場ではポケモンGOの新機能も楽しめる
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