寝る子は育つ睡眠学【月刊Newsがわかる1月号】

どうして郵便ポストは赤いのですか? 【疑問氷解】

Q:どうして郵便ポストの色は赤いのですか?(群馬県太田市、小3)

目立ちやすくするため

  A 町で見かける郵便ポストの多くは赤色ですが、赤色と決められているわけではありません。日本郵便によると、全国の郵便ポストの数は約18万2000本。雪だるまやパンダ、黄色いポストなど形や色がさまざまな特殊ポストがありますが、数はまとめていないそうです。

  でも、どうしてほとんどが赤色なのでしょう。郵政博物館(東京都墨田区)の学芸員、石井里佳さんに聞きました。日本で最初の郵便ポストは郵便制度が始まった1871(明治4)年、目安箱を参考に作られました。色を塗っていない白木で「書状集め箱」と呼ばれました。翌年には郵便配達が東京、京都、大阪の東海道沿いから全国に広がって数が必要になったため、黒い柱のような「黒塗柱箱」が登場しました。

  その後、1901年に試用の赤色ポスト第1号が誕生。1908年に形を少し変えた赤色の「回転式ポスト」が正式に採用されました。赤くしたのは目立ちやすくするため、角のない円柱形にしたのは通行の邪魔にならないようにするためだったと言われています。鉄製のポストになったのも、この時から。手紙の差し入れ口は雨が吹き込まないように回転する仕組みでした。しかし、壊れやすく、手紙も入れにくかったためあまり普及せず、4年後には差し入れ口にひさしの付いた丸形の赤色になりました。

  速達専用の青色ポストができたのはずっと後の1960年になってから。また、海外はヨーロッパの国は黄色が多く、アメリカは青色だそうです。【毎日小学生新聞編集部・山根真紀】

(毎日小学生新聞2017年1月8日掲載)

JR天童駅前に設置された郵便ポスト=山形県天童市内で、2024年4月3日、古賀三男撮影

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