私たちは日々の生活でさまざまな商品(ものやサービス)を買います。こうした行為を消費と言い、この場合の私たちは「消費者」と呼ばれます。 大人はもちろん、小中学生も消費者です。
消費は、法律では「消費者として売買契約を結ぶこと」と言い換えられます。一度成立した契約は、原則として一方的に取り消すことはできません。ただし、未成年者はこの限りではありません。
未成年者は保護者の同意のない契約が結べず、自分だけで交わした契約は原則として取り消せます(未成年者取り消し権)。未成年者は「知識や経験が浅い」として保護されているのです。
こうしたルールを定めている民法が改正され、大人として扱われる「成人年齢」は2022年から18歳になりました。これにより、多くの人は高校在学中から、より自由に消費活動(契約)を行えるようになりました。その半面、未成年者としての保護は受けられません。
トラブルにあったら
消費者トラブルに巻き込まれる可能性は、誰にでもあります。不当な勧誘による契約は取り消せることが法律で定められており、クーリングオフの仕組みもあります。消費者ホットライン「188」(「いやや」と覚えましょう)に電話かければ、相談窓口につながります。「消費者を守るルールがある」と知っておくことが大切です。
「2025年版ニュース検定 公式テキスト&問題集「時事力」基礎編(3・4級対応)」より
**毎週水曜日、金曜日に配信予定**
書影をクリックすると本の通販サイト「Amazon」のサイトにジャンプします
ニュース検定とは?
画像をクリックすると「ニュース時事能力検定試験」公式HPにジャンプします
「ニュース時事能力検定試験」(略称、ニュース検定)は、ニュースを読み解く力を多くの人に身につけてほしいと、日本ニュース時事能力検定協会(養老孟司・名誉会長)や毎日教育総合研究所、各地の新聞社が共催して、年3回実施しています。
1級~5級まで6段階ありますが、4級は主に中学生以上、3級は中高校生以上が対象です。3・4級対応の『ニュース検定 公式テキスト&問題集「時事力」基礎編(3・4級対応)』は、「脱炭素社会への道のり」「社会保障のこれから」「核兵器と向き合う世界」など22のテーマについて、グラフや図解を多用して最新ニュースをわかりやすく解説しています。また、「時事力Basic」でそもそもの基礎知識を身につけることができます。
4級と3級の検定問題は四つの選択肢から一つを選ぶ方式。各45問の約6割はこの本から出題されます。
次回の検定はいつなの?
「ニュース検定」で次回の検定日や、お近くの試験会場などご覧いただけます。
ニュース検定の問題に挑戦してみよう!
公式サイトで模擬問題や過去問題を公開しています。力試しをしてみましょう。