楽しみながら続ける 防災アクション10【ニュースがわかる9月号】

指定管理鳥獣とは  「ニュース検定」がわかりやすく解説

新聞、ニュースでよく見聞きする時事問題やワードを「ニュース時事能力検定」がわかりやすく解説します。

 人がクマに襲われる例が相次いでいる。山だけでなく、街中に姿を見せる「アーバンベア(都市型クマ)」も増えている。環境省は2024年4月、クマを指定管理鳥獣に追加し、被害防止に向けて国の支援を強化した。指定はニホンジカ、イノシシに続いて3例目 。都道府県が捕獲などの対策を実施する場合、費用の一部を国が負担する。

 クマの出没が増えた背景には、過疎化や高齢化がある。田んぼや畑の手入れが行き届かないため、草木が生い茂り、クマの隠れ場所に変わった。近年は餌となる木の実が不作で、人里に下りるようになった。

 外来生物の問題も依然深刻だが、鹿児島・奄美大島では猛毒を持つハブを減らすために放たれた外来種のマングースが、アマミノクロウサギなど希少な固有種を襲った。マングースは根絶できたが、膨大な費用と時間が投じられた。

 こうした被害などもある 一方で、生き物は食料生産や医薬品開発などにも役立つ。人と野生生物の適度な関係を保つ 姿勢が問われている。

 


       「2025年版ニュース検定 公式テキスト「時事力」発展編(1・2・準2級対応)」より

 **毎週水曜日、金曜日に配信予定**


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ニュース検定とは?

 「ニュース検定」は1級~5級まで6段階あります。1・2・準2級は大学生・一般が主な対象ですが、もちろん中高生でも受検できます。

 『ニュース検定 公式テキスト「時事力」発展編(1・2・準2級対応)』は、「脱炭素社会への道のり」「社会保障のこれから」「平和な世界どうやって」など27のテーマについて、グラフや図解を多用して最新ニュースをわかりやすく解説しています。

 検定の出題は、50分で各級45問。1級は四肢択一(選択肢から一つを選ぶ方式)と記述で、2・準2級はすべて四肢択一。2~5級の検定問題の約6割は、公式テキスト・問題集から出題されます。

次回の検定はいつなの?

 「ニュース検定」で次回の検定日や、お近くの試験会場などご覧いただけます。 

ニュース検定の問題に挑戦してみよう!

公式サイトで模擬問題や過去問題を公開しています。力試しをしてみましょう。

https://www.newskentei.jp/question.php