楽しみながら続ける 防災アクション10【ニュースがわかる9月号】

「技能実習」から「育成就労」へ  「ニュース検定」がわかりやすく説明

 政府は近年、人手不足を解消するために外国人労働者の受け入れを増やしています。2024年には 国内の外国人労働者が230万人を超えて過去最多を更新するなど、社会に欠かせない存在になりました。

 日本にいる外国人労働者を国籍別にみると、多い順にベトナム、中国、フィリピンと続き、アジア諸国の割合が全体の7割超を占めます(2024年10月末時点)。

 主にこうした途上国の人々をこれまでは外国人技能実習制度によって受け入れてきました。この制度は、日本で働きながら技術を学んで母国で役立ててもらう「国際貢献」が目的に掲げられてきました。しかし、現実には人手不足の業種にあてがわれることが多く、低賃金や長時間労働などの劣悪な環境に悩まされても職場を移れないなど、人権問題が指摘されてきました。

 このため、政府は技能実習制度を廃止して「育成就労」という新制度を設けることを決めました(2027年までに開始予定)。「人材の確保と育成」が目的だと明確に位置づけて、より高度な在留資格 「特定技能」を得られるように育てます。

      「2025年版ニュース検定 公式テキスト&問題集「時事力」基礎編(3・4級対応)」より

**毎週水曜日、金曜日に配信予定**


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ニュース検定とは?

画像をクリックすると「ニュース時事能力検定試験」公式HPにジャンプします

 「ニュース時事能力検定試験」(略称、ニュース検定)は、ニュースを読み解く力を多くの人に身につけてほしいと、日本ニュース時事能力検定協会(養老孟司・名誉会長)や毎日教育総合研究所、各地の新聞社が共催して、年3回実施しています。 
 1級~5級まで6段階ありますが、4級は主に中学生以上、3級は中高校生以上が対象です。3・4級対応のニュース検定 公式テキスト&問題集「時事力」基礎編(3・4級対応)は、「脱炭素社会への道のり」「社会保障のこれから」「核兵器と向き合う世界」など22のテーマについて、グラフや図解を多用して最新ニュースをわかりやすく解説しています。また、「時事力Basic」でそもそもの基礎知識を身につけることができます。 

 4級と3級の検定問題は四つの選択肢から一つを選ぶ方式。各45問の約6割はこの本から出題されます。 

次回の検定はいつなの?

 「ニュース検定」で次回の検定日や、お近くの試験会場などご覧いただけます。 

ニュース検定の問題に挑戦してみよう!

公式サイトで模擬問題や過去問題を公開しています。力試しをしてみましょう。

https://www.newskentei.jp/question.php