巻頭特集では、楽しみながら続ける防災アクションについて学びましたね。ここでは災害が起きる前に私たちが備えておくべきことをシーマ先生と一緒に考えてみましょう。


緊急地震速報の音ってなんであんなに怖いんだろう。あの音を聞くだけでドキドキしてパニックになっちゃう。冷静に行動できるようになりたいよ…
私は反射的にランドセルとか教科書を頭にのせるのがクセになってるよ。警戒音が鳴ると、いつも親に「頭を保護しなさい!!」って言われてるから


うちの親、防災にはまるで無関心だから心配だな。今度のお休みの日、「家族みんなで防災体験ができる施設へ行こうよ」って誘ってみようかな
家族で話し合ったり、防災体験施設へ行ったりするのは大切だね。緊急地震速報の音が苦手だったら、あの音は誰が作ってどんな工夫がこめられているか、調べてみたらどうかな。その音が鳴ったらどう行動すべきかも想定しておくと、落ち着いて対応できると思うよ


そうか、僕も頭をまず守ろう。ヘルメットがなくても、カバンやクッションを頭にのせればいいよね。今度から避難訓練にもまじめに参加するぞ!!
そうだね。あと地震と洪水では逃げるパターンも変わるよね。うちの近くには川があるから、豪雨の時の避難ルートを親に教えてあげなくちゃ


近所の人と顔見知りになっておくと、いざという時に声をかけてもらえるんだって。だから、うちでは町内会のお祭りやイベントに参加しているよ
みんな、素晴らしい!! 万が一、1人でいる時に災害にあったら、自力で安全な場所にたどり着く必要があるよね。そのためには災害時にとるべき行動の「型」を覚えておくこと。なぜそうするのかという理由も押さえておくと、その状況に合わせた形にアレンジして対応できるはず。大人の防災意識を上げるためにも、みんなから働きかけてどんどんアクションを起こしてほしいな。

協力/日能研 イラスト/しばさき としえ