新聞、ニュースでよく見聞きする時事問題やワードを「ニュース時事能力検定」がわかりやすく解説します。
水害を引き起こす氾濫は大きく分けて2種類ある。一つは河川の水位が上昇し、堤防から水があふれる「外水氾濫」。もう一つは河川から離れた市街地で、排水が追いつかずに下水道や用水路などから水があふれ出す「内水氾濫」だ。都市部では内水氾濫のリスクが懸念されている。
地表がアスファルトで舗装された市街地は、大雨が降ると地面に水が浸透しにくい。行き場を失った 雨水が下水道に大量に流れ込むため、内水氾濫が起きやすく、 都市型水害と言われている。
国や地方自治体は下水道の整備を進めたり、雨水タンクの設置を促したりして対策を図っている。しかし、近年はそれを超えるペースで気候変動が進む。1時間雨量が80ミリ以上の猛烈な雨は、1985年までの10年間を139回だったのに対し、2023年までの10年間は237回と1.7倍に増えた。
今後ますます大雨は降りやすくなる。浸水しやすい地域や地下街では、「内水ハザードマップ」や避難経路の確認を怠らないようにしたい。
「2025年版ニュース検定 公式テキスト「時事力」発展編(1・2・準2級対応)」より
**毎週水曜日、金曜日に配信予定**
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ニュース検定とは?
「ニュース検定」は1級~5級まで6段階あります。1・2・準2級は大学生・一般が主な対象ですが、もちろん中高生でも受検できます。
『ニュース検定 公式テキスト「時事力」発展編(1・2・準2級対応)』は、「脱炭素社会への道のり」「社会保障のこれから」「平和な世界どうやって」など27のテーマについて、グラフや図解を多用して最新ニュースをわかりやすく解説しています。
検定の出題は、50分で各級45問。1級は四肢択一(選択肢から一つを選ぶ方式)と記述で、2・準2級はすべて四肢択一。2~5級の検定問題の約6割は、公式テキスト・問題集から出題されます。
次回の検定はいつなの?
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